昨日の練習の中で、実践したことは、アパチャーの向きが地面に向かって、水平にしてみるということでした。何のことかわからないと思いますが、スーパーチョップスを実行しようとすると、どうしても、上向きに変化することがあり、そのときに、低音が外れたりするのです。でも、単純に考えて、よく言われるのが、スープをフーっとさますように音を出す、つまり、ほぼ上下の唇が水平に合わさるような感じになるというのが一般的です。音を出すということに焦点を当てた場合、確かにそのほうが確実です。
この辺のオーソドックスな方法に関しては、よく理解できるように表現されているサイトがありました。高垣智さんのページです。基本的なところから、良くわかるように説明されています。私がスーパーチョップスを選んでいるのは、まあ、道楽のようなもので、マイナーな方法であることは間違いありません。いわば、変態的手法といったら、言いすぎですが、純愛路線ではありません。楽器を持って間もない方や志を持って望んでいる人はやはり、王道を行くべきと思います。蓄積されたノウハウを学ぶべきだと思います。
ただ、私は趣味でやっているので、一発逆転の手法を選んでいるだけです。癖をつけると大変なことになるということは、特にトランペットでは深刻だと思います。今は昔の同級生の中にも、スラーがふけない奴や音がかすってばかりいる後輩、彼らは思い出すだけでもぞっとするような拷問の日々を送ったと思います。そんな同級生に今言えるとしたら、自信を持って王道手法を学べということになるのだろうと思います。みんな自信がなく背中が丸まって、呼吸も、発音もいい加減だったように思います。そもそも知識も適切な指導も情報もない、いい楽器もない、そんな状況(50年前の田舎の状況)だったので・・・。