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昭和歌謡メロディー譜『イヨマンテの夜』古関裕而作曲

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楽譜のご紹介

1949年発表。古関裕而さんの作曲です。古関さんといえば、『コバルトの空』(間違いです、レイモンド服部さんのものです)のあの最初のファンファーレが特に好きです。


これもやはり、中学生の時に部活でやった曲ですが、トランペットのソロがしくじりはしないかとドキドキハラハラの曲でした(と思い込んでいましたが、この曲はレイモンド服部さんの曲でした)。


古関裕而さんはほかにもいろいろいい曲(スポーツショー行進曲など)を作っていますが、あまり話題にもならなくなってきたように思い残念です。日本的な匂いのする曲が大好きです(この記事を書いた数年後に、NHKで古関裕而のドラマが作られ、かなり認知率も上がったと思います)。この曲も古関さんの作だとは知りませんでした。とにかく、子供のころに聞いて特に印象に残る曲だったので、いつかは楽譜にして吹きたいと思っていた曲です。ちょっと、さわりだけご覧になってください。

 楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。

イヨマンテの夜 トランペット楽譜
イヨマンテの夜 トロンボーン楽譜
イヨマンテの夜 アルトサックス楽譜
イヨマンテの夜 フルート楽譜
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楽譜販売サイトのご案内

楽譜はこちらで販売中です。Piascoreという楽譜専門販売サイトになります。楽譜の見本はトランペット用ですが、アルトサックス、フルート、トロンボーンの楽譜もございます。

演奏例

ポケトラですが、構造上かなり無理をしていますので、吹けばわかりますが、音程がとりにくいです。
ちょっと触れた『コバルトの空』はこんな曲でした(私の勘違いで、こちらはレイモンド服部さんの作曲でした)。

古関裕二さんのスポーツショー行進曲はこちらです。スーザなどの西欧系の行進曲と違って、交感神経優勢の感じというよりは、副交感神経を活発にしてくれるような感じがします。野良に出てみんなで仕事しようというような感じです。

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曲の由来など

「イヨマンテの夜」(イヨマンテのよる)は、作詞・菊田一夫、作曲・古関裕而、歌・伊藤久男/コロムビア合唱団の歌謡曲。「イヨマンテ」とはアイヌ語で「送り儀式」のことで、「熊祭り」の字を当てることも多い。

NHKのラジオドラマ『鐘の鳴る丘』の劇中の山男をテーマとした演奏曲として、古関が作曲し1949年に発表。山男が「アーアー」と口ずさむだけのメロディだったが、菊田と古関が気に入り、ひとつの作品として残すことになりました。

レコード化にあたり、ドラマの脚本を書いた菊田が後から歌詞を加えた。当時、アイヌの作品を手がけていたため、アイヌ的な単語を当てはめて作りました。

「アーホイヨー」の歌い出しは雄叫びにも似て、伊藤が朗々と歌い上げます。リズム的にも大変難しく、男性的な歌謡曲の典型で、1950年から1952年頃の『NHKのど自慢』ではほとんどの男性出場者がこの曲を選択し、審査員を困らせたということです。その後ののど自慢でも、長らく声量自慢の年配者が歌う姿が見られました。

アイヌに題材を採ってはいるが、かがり火をたいて祭りを行うものになっていたり(送り儀礼は日中行われる部分が多く、夜間にもかがり火は焚かない)、アフリカの楽器であるタムタム(トムトム)(但しこの部分は単なる擬音ともとれる)が登場するなど、実際のアイヌの儀式や伝統曲とはかけ離れた面も多いそうです。

アイヌを題材にした歌謡曲としては他に映画版『君の名は』第2部の主題歌『黒百合の歌』があります。異教的な雰囲気など、両者には共通点が見られます。作詞、作曲は同じく菊田・古関コンビで、織井茂子の歌でレコード化されました。

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