楽譜のご紹介
西川峰子の「あなたにあげる」という曲は、1974年に発売された彼女のデビューシングルです。作詞は千家和也、作曲は三木たかしで、やまびこ演歌のキャッチフレーズで人気を博しました。この所以を確か徹子の部屋か何かで、語っていたことがありました。かなり辺鄙な九州の田舎の出身で、周りに何もなく、裏山に向かって一生懸命に歌の練習をしていたということから、『やまびこ演歌』というふうになったのだと語っていたと思います。
オリコンチャートでは週間1位を獲得し、55.6万枚のセールスを記録しました。また、第16回日本レコード大賞の新人賞や第5回日本歌謡大賞の放送音楽新人賞など、数々の新人賞を受賞しました。この曲は西川峰子の代表曲として知られています。
この曲を最初に聞いたときに、何かの曲に似ていると思って聞いていて、なんだろうなあ、この違和感は・・・という感じで聞いていました。まるで、島倉千代子さんの『この世の花』を都はるみさんが歌っているような、不思議な感じでした。それと、かなり血色がいい若さ溢れるという感じの印象もありました。それはそうなんですが、それよりも『あなたにあげる』というのがストレートすぎるでしょう・・・とも思いました。
この年のヒット曲の中には、殿さまキングスの「なみだの操」が印象的な曲でしたが、まさにその路線であり、当時の私にはナンセンスソングに聞こえていました。だからと言って、小坂明子の「あなた」のような乙女チックに振れるのもなんかねーと思っておりました。20歳ちょっとすぎていた私は、オイルショックからの物価高騰で、少し生活が苦しくなったのを覚えていますが、なんと受給していた奨学金の金額が一挙に2倍になり、ほっとしたのを覚えています。今は年金暮らしですが、年金倍になるなんてことが起こらないでしょうか。
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