楽譜のご紹介
この曲は、1957年昭和32年の同名の映画のテーマ曲として公開されました。
この映画は見ていませんが、のちに昭和30年代の後半にはテレビで連続ドラマとして私も知ることができるようになりました。
しかし、よくわからない内容だったので、どちらかというと、大人が見るドラマのようでした。記憶では、灯台守の人生を追っていくものだったと思います。いろいろな土地をめぐり、戦前、戦中、戦後という形で時代が映っていくという感じのドラマだったように思います。台風や爆撃、各地への転勤、などいろいろなことが起こって、その中で懸命に生きていくという、まさに普通の日本人の生真面目さをたたえるような感じだったんではないかと思います。
しかし、それよりもまず、曲が小学生の私にも印象に残っていました。今聞くと、リズムの取り方が「巨人の星」のテーマ曲みたいです。リメイク版の映画があったようですが、それでも1987年昭和62年ですから、昭和の時代なのです。
今聞いても、どことなく爽快な感じのする曲です。もう何年か前に亡くなられましたが高峰秀子さんは本当にきれいでした。そして、この時代はそうですが、割と和服が日常で見られる時代でもあり、今のようにとってつけたようなものではなく、ごく自然に生活に溶け込んでいた記憶があります。
その和装の意匠的なものも、生活のあちこちに見られ、見る物がどれも抒情的だったように思います。そんなことはいいとして、ではさっそく楽譜をちらっとご覧ください。
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演奏例
