楽譜のご紹介
この曲は1983年昭和58年11月のリリースでした。この曲を聴きながらドライブしていた一場面を思い出し、当時の感じ、雰囲気がよみがえってくる曲です。
当時の車はカーエアコンは装備されてきてはいましたが、まだカーステレオがない、オプション設定だったように記憶しています。ホンダの車高が高いシティーやファミリアなど一般車としては人気車種のころです。そして、地方では圧倒的な人気の赤いアルトが女性用の乗り物として、必需品のようになっていたように思います。10年ぐらい前には考えられないほど、若者たちにとっては車が一つのステータスシンボルになっていたのではないでしょうか(都内は別です。都内の月極駐車場料金で、アパートが借りられました)。
この曲の題名の「ワインレッド」ですが、ファッションに詳しいわけでも、興味があったわけでもありませんので、なぜワインレッドなのかは、わかりません。当時というかその直前まではやっていたのは、パステルカラーだったそうです。そして70年代はアースカラーだったそうで、突然、ワインカラーというのはどういうことでしょう。
作詞は井上陽水さんです。だから、ちょっと意味が分からないのかもしれません。この曲ができるには、ちょっとした生みの苦しみがあったみたいで、これを歌っていた安全地帯がこれで、もうバンドとしての活動は終わりだという瀬戸際に立たされて生まれたものでした。それまでも、数曲発表されていたものの、全く売れず、プロデューサーから一般受けするような、歌謡曲調のものに方向転換することを勧められた玉置浩二は、必死になってこの曲を作り上げたということです。
それは、自分のプライドにかけて、絶対に自分の手で作った曲を歌うのだという強い思いがあったようです。というのも、一時は玉置に曲を書かせるのではなくて、井上陽水さんに曲をお願いして、売れるようにしようという流れができかけていたからです。
結果的には、そうならず、この曲が大ヒットとなって、そのあとの活躍につながるわけです。ということで、楽譜をいつものようにちらっとご覧ください。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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