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昭和歌謡メロディー譜 『東京ドドンパ娘』

楽譜のご紹介

 1961年の発表曲です。子供だったので、よくわかりませんが、ドドンパというリズムのブームがあったというのですが、どうも記憶にありません。その中の最大ヒット曲なんだということですが、そのほかの曲の記憶が全くありません。

 ただ、この曲は強烈に印象に残っているのです。なんとなく、不良っぽいところがあると子供心に思っていて、当時のロカビリーのブームと重なって、あんまり品のいい曲ではないという感じでした。

 ロカビリーの中では、特に飯田久彦さんが嫌いでそのまねをして、体をふにゃふにゃにして、踊って歌う真似をしていました。案外好きだったかもしれません。この曲も、好きだけれど嫌いというたぐいの曲だったのかもしれません。

 そして、このリズムが日本の都々逸とマンボの融合だという解説があるのですが、本当なのでしょうか。どうも、教会でお経を読むような感じで、その後続く曲はなかったように思います。そんなことはいいとして、いつものように、楽譜をチラッとご覧いただきます。

 楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。

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演奏例

曲の由来など

 「東京ドドンパ娘」(とうきょうドドンパむすめ)は、渡辺マリのシングル。1961年 ドドイツとルンバの融合でできた?リズムということです。

 表題曲「東京ドドンパ娘」は、ドドンパブーム真っ只中にヒットしたリズム歌謡でありポップス。とウィキペディアにありますが、記憶にございません。

 この当時は、クレイジーキャッツ全盛期であり、そのふざけた曲調の歌は確かにそれまでの歌謡曲や戦前のものとは違ったわけですが、ブームなんか有ったかなあ。ただ、曲としては、調子が良くて、日本人のリズム感によくあった曲ではあります。三味線シンコペーションとでも言うのでしょうか、ちょっと踏ん張るところが、子供心にも印象に残っています。

 また、当時の女性に一般的だったものとは、ちょっとちがう声の出し方や声色というのも新しかったのだと思います。当時は、とにかくテレビを通して、アメリカ文化が大量にお茶の間に届いた時期でもあります。その影響もあったのだと思います。

 その時の日本人のいだいた感想というのも相当いろいろなものがあったに違いなのですが、狭い範囲(私の家族の大人)で言うと、女性の奔放さと男性の礼儀知らずをテレビを見ながら批判していました。おしなべて、無礼者たちという感じでした。しかし、それはいつか普通のことになり、映画でもテレビでも、歌謡曲の中にもそんな新しい日本人の大人の姿がいっぱい出てくるようになったように思います。

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