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ペダルトーンの練習でわかったこと

 

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【ペダルトーンの練習でわかった、間違った吹き方】

この練習の成果は、自分の吹き方の誤りがわかったということです。はっきりは認めたくないという気持ちはありますが、私の吹き方は、少し下唇がマウスピースカップから横にはみ出しており、残念ながら音のコントロールがうまくいっていなかったということです。意識して、下唇をカップの中に収め、低い音も出せるようにしたところ、そこからの飛躍が楽になっていきました。もちろん初めからうまくはいきませんでしたが…。

カップに収めるようにすることで、吹き続けること数週間、ハイCへ到達しました。逆に言うと、ペダルトーンの練習の中で、この低音域からの飛躍音の練習は、下唇のセッティング(顎の動かし方ということになるかもしれません)の練習になるということが言えると思います。もしかしたら、自分が気付かずに、下唇の粘膜奏法ということになっていたのかもしれません。

ここで思い出すのが、自分が吹きなれていないマウスピースを使って、吹いたときにたまに高音域が吹きやすくなるということがあったことです。たぶん、普段吹きなれているマウスピースでは、どうしても、癖がついてしまって、下唇のセッティングに俺流(マウスピースからはみ出した状態のセッティング)が幅を利かせたのだろうと思います。(そんな経験ありませんか。)

ともかく、ペダルの練習が順調に進んでいる中で、音域を広げる練習をしてみました。そうすると、音階的にではありますが、ダブルハイCまで登れるようになりました。もちろん実用的なレベルではありません(また、今の大きいマウスピースではなく、ヤマハの入門用のマウスピースの11C4ではリップスラーで、ダブルハイCまでいきます)。

【今後の課題・持久力】

ペダルの練習は、練習の初めにやっています。しかし、練習が1時間、2時間と、時間がたつにつれて、高音域は出なくなります。つまりは、持久力に問題があるということです。原因は何か、毎回練習後に悩みの種になったまま、次の練習までお預けになっていました。では、どんな症状となって、高音が出なくなるのか。

まず高音が出ないというのは、5線の上のトーンが(出なくなるというよりは)きつくなるということです。えー、レベル低い、という人もいらっしゃるかもしれませんが、嘘偽りない事実でございます。それではその症状はというと、上唇が突っ張って、まるでつっかえ棒になるようにマウスピースに張り付く(押し付ける)という感じです。

そこで、この状態をペダルトーンで得た知見から考えてみました。そして思いついたのが、下唇がカップからもれてくる、あるいは下唇の支えを失って上唇がわななく(気持ちよく振動しない)ということではないかと想像できます。

【下唇を上唇に寄せる感じ】

では、マウスピースのカップから、下唇が漏れるのを防ぐ方法はあるのか。逆に言うと、そうなる原因は何か。これは、ブレスの時に微妙に唇の位置がずれるということが原因であると一般的に言われています。その対処方法として、鼻から息を吸うという方法と、口の片側から息を吸うという方法があります。もちろん、口から吸っても問題ない人もいらっしゃるので、あくまで、そういう症状がある人を対象に、言っていることです。私の場合、今はどちらにするかを探っている段階です。また数ヵ月の時が必要になるかもしれません。

またこれと関連して、高音域において特に、意識して下唇を上唇側に寄せるような感じを注意してやってみると、うまくいきます。もちろん、この時も舌は上下の歯よりも前方に置くことを忘れてはいけないと思います。

上下の歯のかみ合わせからすると、出っ歯であるほど、下唇が引っ込み、下唇の振動の支えとしての役割が機能しません。顎を前に出すという方法で解消する方法があるようですが、私の場合、どうも発音がしにくくなります。歯と歯の間をどのくらい空けるかによっても、個人差があり、一概に前に出したからって言って、うまくいくものではないと思います。 あまり出っ歯ではない人には有効なのかもしれませんが、私にとってはうまくいきません。

そこで、あくまで感覚ですが、上の歯の先端に下唇の先端を置くような感じにすると、上下の唇が同じレベルにそろうのではないかと考えました。そのためには、上唇は上の歯の先端から出ては、上下の唇が重なってしまい、うまくありません。そこで、その間に舌を置く感じで、適度な隙間を与えます。舌先は、厳密には下唇の上側の裏に添える感じだろうと思います。

以前、スーパーチョップスの秘密の図ということで、ご紹介した吹き初めのセッティングと共通するものが感じられます。

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また、よく言われる『M』を発音するときの口の形にして吹くのだといわれるその方法とも共通します。しかし、私は以前に触れましたが、これをやると、ことごとくうまくいきませんでした。それは、音域に関係なく同じ形を考えていたからのように思います。少なくとも、高音域になった時と低音域では、形が違うと思います。今のところ具体的に表現するまでに至っていません。もう少し時間が必要です。

少なくとも、音が出ない状態は、この下唇の支え、振動体としての上唇の相手方としての下唇が適切に接近していないということが主たる原因のように思われます。もちろん、接近しすぎると音が詰まってこれまた音が出なくなってしまいますが、主として音の出なくなることの原因は、以上のことのように思います、少なくとも私の場合は。

【鉛筆をくわえる方法と共通するものだった】

ここで思い出すのは以前触れました『鉛筆をくわえる』方法です。唇周りの筋肉のバランスを整えるという意味がありますが、主に下唇を中心とした下あごの、上唇への寄せ方を学ぶ方法として、一度はやってみるといいとご紹介したものです。結論としては、同じ試みの違うアプローチのように思います。

私がこの数か月の中で、ペダルトーンの練習をしていく中で、ベダルトーンからの飛躍音を出すのに、下唇がカップに入っていないということができない理由であると書きました。そして、高音域において、十分この下唇を上唇に寄せる感じが意識されていなかったということが、音が詰まったり、上唇に力が入ったりする元凶であるということがわかりました。同じことを違う側面から言っているように思います。

【寄せるのではなくて、上の歯先に添えてしまえ】

とはいっても、適切に寄せることができるかというとなかなかうまくいかず、できたりできなかったりということがありました。そこで、先ほどふれたように、もっと簡単な方法、『寄せる』という抽象的なものではなくて、上の歯の先端近くに、下唇を軽く添えてやるという方法にしてみたところ、これがいい塩梅なのです。(そういえば、昔、ある奏者が下唇を少し巻いて、上の歯で抑えるようなセッティングを紹介していたのを見たことがあります。『M』の変形バージョンだと思います。私の場合は下唇は基本的にそんなに巻き込まない方法で試しています。高音域に置いて状況に応じて巻き込むようなことになることはあります。)

【唇のセッティングを邪魔しない息の吐き方】

その時に、吐く息はというと、今までは、風船を膨らませるように、あるいは吹き矢を吹くように吹いていました。それを、もう少し上側に吹いて、唇の適切な振動を邪魔をしないようにしてみました。これが前回、説明しました息の吐きだし方の意味ではないかと想像しています。

感覚的には、上の歯と歯の隙間からも息を吐き出す感覚です。逆に言うと、今までは、上の歯と下の歯の間から、息を吐き出していたのを上の歯にかかるように息を吐いているということです。こうすることで、上の唇の先には相当な息を吐きかけない限り、力んでしまうことはありません。なぜなら、息の勢いが直接かからないので、下唇の支えというか、適切な上唇への接近が保持されるからだろうと思います。

では、散々説明してきた、ピボット奏法のダウンストリーム・アップストリームについてはどうなのか。無意味ということなのか、ということについては、現時点ではわからなくなりました。更に検証を続けていきたいと思います。

最後に、この息の吐き方、および下唇のセッティングが想像できそうな演奏家の動画をご覧ください。

Horst Fischer, Ciribiribin 1958 mit Orchester Kurt Henkels

The McGuire Sisters and Harry James and His Orchestra: Harry James Hits Medley – 1986

Maurice Andre – Ave Maria
気のせい?考えすぎ?見れば見るほどそう見えてくる・・・。

それから半年、見方は変わった

上記の内容を書き連ねてから、半年たった今、ちょっと違っていたと反省しています。とくに、後半の下唇を上の歯の先端に乗せてしまえというのは無茶なようでした。それから、数ヶ月とんでもないスランプとなってしまいました。改めて、記事にしますが、それは本質的なことではなかったようです。なんとか、持ち直してきましたが、今度はさらに持久力が落ちてきた気がします。今、いろいろと試しています。

さらに半年、確信に近づいた

 なぜ、このスランプは起こったのか、いろいろ試行錯誤して、もう一度スーパーチョップスの記述してある本を読み返してみました。持久力不足、あるいは高音域で戸惑うような状況に関してこんな記述があります。つまり、高音域が出なくなる、苦しくなるというのは、下唇が下の歯に接触している状態にあることだということです。高音域を演奏する上では、ここがポイントであると書いてあります。では、どのようにするのか。それは、舌を使って、下唇の先端を下の歯に接しないようにするということです。

 また、上唇はもともと上の歯に先端を接しないように舌の先端ちかくにおきますので、それもあわせてセッティングするということをもう一度やる必要があったということでした。さらに詳しいアプローチについては、今後まとめたいと思います。今の段階では、簡単に言うと、上唇に舌の先端に近い途中のところを接触させて、音だし、つまりアタックをするという意識でいると、自然と下唇を前方に押し出して、下の歯との接触がないようになります。そうすることで、かなり上唇にも力が抜けていい感じに推移しています。どこかのタイミングで、ここんところを簡潔に表現できるように努力したいと思います。

 結論からすると、唇同士をアタックのタイミングで合わせるようにするのではなくて、上唇と舌をくっつけた状態からアタックするような感じにすることで、下唇と舌との接触をさせることができ、下の歯との接触も避けることができるということです。

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