楽譜のご紹介
『白い蝶のサンバ』は、1970年に発売された森山加代子さんのヒット曲です。作詞は阿久悠、作曲は井上かつおさんによります。阿久悠さんの作詞作品で最初のオリコン1位獲得曲となり、48万枚のセールスを記録しました。
サンバの軽快なリズムにのせた純国産のポップな歌謡曲で、早口言葉のような出だしが印象的です。森山加代子さんはこの曲で1970年の『第21回NHK紅白歌合戦』に8年ぶり4度目の出場を果たしました。
最初の紅白出場は、1960年で、「月影のキューバ」という曲を歌っています。これは、イタリアの曲で、ザ・ピーナツと競作となりますが、森山さんのほうがヒットしたということです。私的には、「月影のナポリ」のほうが耳に残っています。
当時は、その後、日本を席巻するアメリカやイギリスという戦勝国の曲や映画だけではなく、イタリアなどの映画や、フランスのシャンソンなど、幅広く海外のものに触発された流行がありました。そこから、10年という月日がすっかり事情を変えて、70年近辺になると、英米仏の影響は受けつつも、日本的なものに回帰しようという大きな流れがあったように思います。そして、当時はやっていた英米以外の海外ものとしては、ラテンアメリカのサンバやボサノバということになると思います。
この曲なんかも、まったく聞いたことのない曲で、サンバというものの、後付けの感を否めません。また、管楽器で吹こうとするのもちょっとクレージーな感じもしますが、まあ、お遊びとしてはいいのではないかと思い、上げます。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると、販売サイトに飛びます。
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