楽譜のご紹介
この曲は、1957年昭和32年にリリースされた曲です。大ヒットとなったために、この歌をもとに兄の慎太郎さんが脚本を書いて映画が実現したということです。題名がなんとも、田舎の子供にはキャッチ―だったのかもしれません。
今ほど情報がなかった時代には、この日活映画独特の言い回し、というか、関東近辺で話される言葉、たとえば、この「〇〇しているぜ」みたいな言葉が本当に使われている言葉だとはあまり信じていなかったふしがあります。だって、だれもそんな言葉を使ってませんでしたので…。
曲に関しては、「錆びたナイフ」もそうですが、なんとなく軍歌のかんじがしませんか。軍歌といえば、思い出すことがあります。それは、私が新入社員の教育を受けたときに、その研修の最後の日に、軍歌の『同期の桜』を歌わされたことです。1970年代の当時も、相当違和感があったのですが、割と新興の企業だったにもかかわらず、この歌を歌うことをプログラムしたのは誰だったのか、ちょっとセンスを疑いたくなるように思いました。
しかし、現実には、当時40代ぐらいの働き盛りの人たちは、子供のころ、間違いなく軍歌を聴き、慣れ親しんでいたわけです。その流れから行くと、「俺は待ってるぜ」が売れたというのもわかる気がします。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
楽譜販売のご案内
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演奏例
この映画のポスターの色使いは、当時の結構多くのものにも共通するものでした。雑誌の表紙やキャラメルのパッケージ、子供のメンコの絵柄まで、みんな、こんな色でした。おまけでいえば、成人映画も同じ色使いで、堂々と通学路にもそのお品のない題名とともに女性の裸体を想像させるものが、この色使いで、子供心をもてあそんでいました。