楽譜のご紹介
大岡越前のテレビドラマが始まったのが、1970年ということです。それから約30年ほど、放映されていました。多分、その後の再放送を考えると、40年ぐらい続いていたんではないかと思います。
基本は勧善懲悪の水戸黄門と変わらないのですが、こちらのほうが何となく重みがあるというか、そんな気がしました。一つには、加藤剛さんという、そんじょそこらに出てくるちょっと出のいい男とは比べるべくもない二枚目俳優が演じていたということもありますし、ここで取り上げる曲の何かを超越したような、人間の理を諭すようなメロディーがそう思わせたのかもしれません。
一方の水戸黄門のほうは、どちらかというと時代劇の勧善懲悪と戦隊ものをミックスしたような作りだったと思います。ヒーローが変身するように、ただの爺だったと思った人が天下の副将軍であった人だということや、印籠を見せるとそれが魔法のグッズ、特別な武器となって働くなど、基本的には、子供が見ていたウルトラマンなどのヒーローものだったわけです。
それとはちょっと違うのが大岡越前だったように思います。この音楽とともに、思い出すのが、私が子供のころ、1964年の大河ドラマで赤穂浪士をやっていたのですが、その重厚な音楽が特に印象に残っています。こんな感じです。
当時の高名な俳優がずらりと出演し、当時も注目されているということは子供心にも感じました。
それと、ちょっと違いますが、この大岡越前もその流れを汲んでいるような感じがしました。それと、再び聞いてみると、少し当時はやっていたマカロニウェスタンのテーマソングでもいい感じもします。では楽譜をちらっとご覧ください。
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演奏例
これに先立つ数年前にこんなドラマもありました。このオープニングテーマは当時、かなりの反響がありました。
どれもこれも『無常感』漂うものでした。ノリで何とか…というのはまだ主役にはなかった時代でした。