楽譜のご紹介
無法松の一生、この曲を知ったのは、大分大人になってからで、長い間知りませんでした。会社の飲み会でしつこくこいつを歌う御仁がいたので、なかなか面白い曲だなあと思って聞き流していたのです。誰が歌っていたのかも知りませんでした。昭和33年、1958年の発売で、村田英雄さんが歌っていたということです。私が村田さんを知ったのは、その後の「王将」のヒットからです。そして、さらに、無法松の一生という物語についても、小学校の高学年だったか、テレビで三船敏郎さんの主演の映画でした。最下部の動画で紹介しています。
これをテレビで見ました。ちょうどその時に、後ろで私の姿を見ていた父が『オー、無法松か~』といっていて、声をかけてきたので、この映画を見たことがあるのかどうか、映画は西部劇しか見なかったおやじにしては意外過ぎて、意味がよくわかりませんでした。しかも、私が子供のころは、酒を飲んだ時ぐらいしか気軽に声をかけることがなかった父でしたので、意外な思いで印象に残っていたのでした。
そして、やっとそのうっすらとした謎が解けました。この三船敏郎の映画は、戦後のものですが、戦前には阪東妻三郎の主演で1943年昭和18年(当時私の父は16歳)に映画化されていました。阪東妻三郎というと、田村正和さんのお父さんです。遠い、遠い、世界になったのかもしれません。
物語も非常に日本的なもので、今や日本でも通用しないようなセンチメンタルな、でも非常に魅力的な物語です。ある意味、戦後の西洋的な価値観などでは測れないような仏教的なノスタルジックな感覚の物語です。そんなことはともかく、それでは早速、楽譜をちらっとご覧ください。こちらは、ちょっと楽譜が長くなり、2ページにわたっています。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
楽譜販売のご案内
こちらの楽譜は楽譜販売専門サイトPiascoreのこちらで販売中です。アルトサックス・フルート・トロンボーンの楽譜もございます。