【奏法さすらい記】モーリス・アンドレの舌のセッティングの写真は参考になるか?

奏法さすらい記
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水曜日の練習が定番化してきました。ちょっと寝不足でしたが、何とか実施しました。ポイントに置いたのは、もちろん、先回のあの図です。よく言われる『M』を発音するときに、下唇が上唇をカバーする感じを意識してみました。

舌のほうは、上唇と下唇の間にセットして、息を吐き出すときに、下の歯の方向に吹き降ろす感じで、前方に丸まった状態になり、その丸まった状態の上のほうに、上唇と下唇の両方が乗るといった状態に持っていくというのが、今のところいいのではないかと思っています。

この状態は、ここでは紹介できないのですが、『スーパーチョップス』のDVDの中の付録PDFにあるイラストの状態に近いです。このような状態を作るためには、下唇が上唇の下にあると出来ないのです。DVDの映像では、繰り返し上唇と下唇の関係を説明されていますが、これがなかなかなれないと発音がしにくいのです。

トロンボーンの奏法には、アップストリームとダウンストリームの全く相容れないような奏法の個人差があるといわれます。同じように、もしかしたら、個人差の部分に含まれる方法論なのかもしれないという疑いを常に持ちながら、アプローチしていかないといけないと思っています。つまり、神頼みのように、奏法頼みになってはいけないのだと思うのです。

そこで、最近、発見したモーリスアンドレの吹いている状態から、少し考えてみました。

上の図は、ブレスをするときだと思いますが、以前ご案内したとおり、唇の間から舌が見えています。つまり、舌を普通では考えられないぐらい前方においているということです(ここで思い出すのがセキセイインコが鳴く時の舌の位置とそっくりということですが、あんまり関係ないか?)。下の写真は舌の支えなくして、維持できないような口の周りの仕上がり方です。このような状態を私は志向しているということです。

ただ、気がかりは、ジェロームカレが行っているスーパーチョップスの具現者としてのモーリスアンドレも・ハリージェームスも、比較的上のあごと下のあごの誤差が少ないということです。つまり出っ歯ではないということです。私も出っ歯ではないものの、下の歯と上の歯を奥歯をかみ合わせて図ったら、約7ミリぐらい上の歯が出ていまして、Mの形に唇をセットするとあごが疲れるのです。

ただ、この魅惑的な手法についつい引かれて、しばらくはこの方法を試してみることになりそうです。

上記の記事を書いてから7年たってしまった!!

上記の記事を書いて、もうはや7年がたってしまいました。その間にずいぶんと世の中が変わりました。今は、ロシアがウクライナに侵攻し、数か月たったところですが、この間も個人的には、ずっとラッパを吹き続けてきました。

そして、上記の記事に補足というか、この間に自分で知りえた内容を整理したいと思います。

 7年という年月の間に、スーパーチョップス奏法の提唱者のジェローム・カレもなくなってしまいました。彼の遺作となった奏法のDVDの中で、スピット・バズというのが紹介されています。私もこれは興味を引いたのですが、ただ、あまりこの内容について論理的な裏付けがあるわけでも、方法論としての説明もあいまいで、そのことに関する批判もネット上で見たことがありました。かなり長い間、だからあんまり真剣に考えることをしませんでした。

 ただ、気になったのが、昔見た映画、邦題『情熱の狂想曲(Young Man With A Horn)』の中で、トランぺッターである主人公(カーク・ダグラス)がスランプに陥ったときにバズイングをして脱したみたいなことを言っていて、そのしぐさがジェローム・カレのビデオでやっていたスピット・バズそっくりだったことです。実際に、この映画を高校生の時にテレビで見ました。で、早速まねしてやってみると、驚くほど成果が上がったという記憶があります。これをきっかけに、高校入学と同時にやめていたトランペットを始めることにしました。

 まあ、それは関係ないですが、面白いのは、この映画の吹き替えで演奏しているのが、ハリー・ジェームスだったということです。ジェローム・カレが奏法の手本としていたかつてのスタープレヤーです。何か、関係があるのかなあと思いつつ、最近、また初めて見ました。そのことに関してはおいおい追記していきます。なお、youtubeにJerome CalletのVTRが流れていると思いますので、ちょっと見てみるといいと思います。スピット・バズが最初のほうで出てきます。

 

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