楽譜のご紹介
1974年の日本テレビ系のドラマ、『われら青春』の挿入曲だったということです。もう40年以上前のことで、ほぼ忘れていました。この手の学校を取り巻く青春ドラマで、先生役がその後、脚光を浴び、俳優として出世するというのは、今のヒーローものにその流れをとってかわられたようです。
小学生のころ、「青春とはなんだ」という番組があり、布施明「貴様と俺」(空に燃えてる でっかい太陽・・・)というのが曲としては、印象に残っています。さらに、布施明「若い明日」(若い日の若い夢 青空に描いて・・・)という曲が大好きでした。ベースにあったのが石原慎太郎の『われら青春』という小説だったともいわれ、そんな流れから来ているのだろうと思います。
石原裕次郎の映画でも、同様な教師役があったように記憶します。小学生だった私は、単純に、高校生ぐらいになると楽しいことがいっぱいあるのだろうと思っていました。(ところが、不幸にも家庭の事情で引っ越しもあり、私は不遇の男子校生活を送ることになりました。ストレスはありませんでしたが、全くわくわく感がない中年の酔っぱらいの親父のようなグレーな3年間でした。)
教師役は繰り返しいろいろな俳優が演じ、ちょっと毛色は違うものの、武田鉄矢まで(?)演じるということになりました。中村雅俊ぐらいまでは、流れに乗った正統派教師役だったように思います。そんなことはいいとしていつものように、楽譜をチラッと、見ていただきます(画像リンクではありませんのでクリックすると販売サイトに飛びます)。今回は思いっきり単純にしています。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
販売サイトのご案内
販売サイトはこちらです。Piascoreという楽譜専門販売サイトになります。楽譜の見本はトランペット用ですが、アルトサックス、フルート、トロンボーンの楽譜もご用意しております。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
演奏例
曲の由来など
1974年7月1日に発売されました。同年の10月25日には、同名のアルバムもリリースされています。
収録曲2曲は、同年放送の日本テレビ系ドラマ『われら青春!』の挿入歌(劇中歌)です。『ふれあい』は中村扮する沖田先生が下宿のベランダで弾き語りし、『青春貴族』はキャンプファイヤーなどで生徒たちと一緒に歌うシーンで使用されました。なお、当初は「青春貴族」をA面、「ふれあい」をB面にすることが検討されていたということです。
当時の中村雅俊の印象は、『俺たちの旅』の印象が強く、確か、新宿中央公園の噴水の中に入ったシーンが冒頭から流れるというところが記憶に残っています。そして演技をしない風の演技が当時、原田芳雄や松田優作などがしていたように思いますが、その系統を踏んでいるんだろうけれど、そこらへんが新人でもあり、より自然であったように思いました。そして、非常に男の子感がする役者でもあったように思います。ところが、生い立ちを見ると、2人の姉と母親との4人家族ということもあり、どちらかというと女系家族です。たまに、こういう女系の家族から、おとこ臭を出す人に何人かあったことがあります。星野仙一さんなんかはその代表例だと思いますが、過去の経験から何となくそんな傾向があります。まあ、個人的な見解などはどうでもいいですけれど…。