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≪留学試験に5回も失敗≫
ラヴェルはパリ音楽院に入学し、23歳で公式デビューを果たし、ローマ賞という当時のフランスの奨学金付き留学制度に応募します。しかし五回挑戦しても全て落選しています。既に「亡き王女のためのパヴァーヌ」や「水の戯れ」を発表した後であり、専門家からも一般人からも高い評価を受けていました。本人の才能もあるのに、何かほかの理由があるのではないか、ということで、審査方法を確認してみると、大変な事実が発覚します。
入賞者が全員審査員の弟子だったことが発覚しました。ラヴェルが応募した最後の回がそんなことになり、希望をかなえることができなかったのでした。
その後、当時の学院長がクビになり、フォーレが新しくその座に就いたことで、次の回からは公正な審査が約束されました。いずれにしろ、ラヴェルの青春時代のつまずきの第1歩目です。その後の人生については、アルトサックスのところで簡単に触れます。