楽譜のご紹介
この曲は、そもそもテレビドラマの主題曲でした。『これが青春だ』というテレビドラマは、1966年から1967年にかけて日本テレビ系で放送された竜雷太主演の学園ドラマです。イギリスから帰国した大岩雷太が、田舎の高校の英語教師になり、サッカーを通して劣等生たちに人間教育を施すというストーリーです。このドラマは、東宝青春学園シリーズの第2弾作品で、当初は夏木陽介が主演する予定でしたが、映画の出演のために降板し、無名の新人だった竜雷太が抜擢されました。竜雷太はこのドラマで一躍人気スターとなり、後継番組『でっかい青春』でも引き続き主演を務めました。
この時代は、60年安保を知っている世代が中心世代で、そういうことから、高度成長期であるとともに、学生運動や反戦運動も盛んにおこなわれていました。何せ、まだまだ、共産主義勢力が強力に君臨している時代でした。70年安保までのちょうど中間点ということで、まあ、自然の流れでした。しかし、社会的には、戦前の伝統的な価値観がまだあったように思ういます。1964年のオリンピックの大松監督のしごきの礼賛なんかもあったわけで、それが世の中で普通だったように思います。当時の高校生は地域にもよると思いますが、どこかへ出かけるときは、学生服で・・・、というようなことを言われたり、坊主頭が当たり前だったりしました。そんな中で、このドラマの中では、かわいくて元気な女の子がたくさん出てきて、どこか、それまでの因習を打ち砕くような明るい希望の持てる高校生活のように映りました。わたしも、早く高校生になりたいと思ったりしました。
ドラマのテーマソングは、「これが青春だ」という曲で、作詞は岩谷時子、作曲・編曲はいずみたく、歌は布施明です。この曲は、ドラマのオープニングとエンディングに流れるほか、劇中でも大岩先生の訓示や生徒たちの歌声として登場します。まあ、のちの『太陽にほえろ』みたいなもんです。
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