楽譜のご紹介
「我が良き友よ」(わがよきともよ)は、1975年2月5日にかまやつひろしが発表したシングル・レコードです。作詞作曲は吉田拓郎です。
当時もなかなかノスタルジックな曲だなあと思いましたが、歌詞に出てくる蛮カラ風の大学生は吉田の広島商科大学(現広島修道大学)時代の同級生がモデルであるそうで、そんなに昔でもなかったようです。
団塊世代にはまだ、このバンカラ風(蛮カラが変換できません)のなごりは残っていたのかもしれません。私は、目撃したことがあります。
1970年ごろに、高校生だった私は、母も仕事をしていたので、毎日、高校の近くにある大学の学食で食事をしていました。もちろん、周りは大学生だらけでしたが、その中に、当時でもかなり異質な大学生がいました。
まだ当時は大学生も、上は学生服でスラックスが色目のついたもので、やっと学生服から半分解放されたという姿の学生もいっぱいいました。さすがにもう制帽をかぶっていた人は、応援団以外あまりいませんでしたが。そんな当時、よれよれの学生服に制帽をかぶり、六法全書を抱え、牛乳瓶の底のような眼鏡をして、学食で、きまってくる日も来る日もカレーライスだけを食べている大学生がいました。
まだ、冬場はいいのですが、それが、夏となると、白いワイシャツが袖口が垢で真っ黒で、全体が黄ばんでいて、そして、腰には、これまた、まっ黄色の白かったであろう手拭いが下がっていました。そして、いつも、カレー(多分、60円か80円ぐらい)を食べながら、法律書を読んでいました。歩いているときにも、法律書を読んでいました。そして、下駄でした。そして、人を寄せ付けないオーラでいっぱいでした。ここの大学の在学生かはわかりませんでしたが、たまに学帽もかぶっていました。司法試験も結構な人数で合格する大学だったので、ほかに道もあるはずなのにという疑問を抱いた記憶があります。本当にコントでしか見たことのない格好の実在する人物でした。
半世紀ちょっと前にはそれでも異常者扱いはされなかったと思います。いまなら、完全に不審者、変態、精神異常者として、通報されるでしょう。その後、どうなったのでしょう?そんなことはいいとして、楽譜をちらっとどうぞ。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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