昭和歌謡メロディー譜『若葉のささやき』天地真理

楽譜のご紹介

『若葉のささやき』は、天地真理さんの6枚目のシングル曲で、1973年3月21日にリリースされました. この曲は、前作「ふたりの日曜日」で途切れてしまった連続オリコンシングルチャート1位を、見事復活させた人気曲です.

　聞いてみると、従来の曲と感じがちょっと違う気がします。そして、この曲は、レコード大賞編曲賞を獲得しています。出だしの感じなどを聞くと、演歌風でもあり、その後の展開がかなり違った印象のものであることから初期のルイ・アームストロングの入り方のような意外性があります。

　この年（１９７３年）は何といっても、オイルショックが印象的な年でした。ただ、全国的なことなのかどうかというと、マスコミが報ずるほどの事だったのかはわかりません。事実、東京の某大学には、そんな騒動があるにも関わらず、相変わらず、トイレットペーパーが予備分までしっかりと置かれていました。モラルがよかったのか、関心がなかったのかは不明ですが、持っていく者はいませんでした。そういえば、平成の米騒動の時も、地方の個人商店の米屋にはちゃんとお米は並んでいました。地方でも大手スーパーなどは整理券を配って販売し、列ができていたのに、です。

　そして、祝日法改正（振替休日制の導入）になりました。日本人は働きすぎだということが当時は言われていました。しかし、当時は週休２日制は定着していませんから、今とは意味が違います。

　この時代はテレビの影響力が結構あり、その中でも、１１PMなんかを通じてゴルフや釣りなどの娯楽の紹介などもされていました。そんな中で、ノストラダムスの大予言なども特集が組まれていたりして、まだまだ２１世紀は遠い時代でした。

　そんな時代のこの曲です。

　楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。

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演奏例