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【奏法さすらい記】トランペット奏法、スーパーチョップスのそもそもの由来はどういうものか。

 

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今日は雨で、練習お休み。ということで、トランペットをふけないときの練習方法として、スピットバズというものを自宅で繰り返しています。このスピットバズですが、どんなのかご紹介できればいいのですが、著作権があるので、詳らかにはご紹介できないのです。なんとも歯がゆいですが、考え方だけでも参考になればと思います。

そもそものお話はこんな感じです。トランペットをうまくなりたいという風に考えたこの理論の創始者ジェロームカレは、いろいろな先生についてトランペットを勉強するも、上達しませんでした。それで、自分なりに、研究を深めていくことになりす。

そこで、目にしたのがバロック音楽隆盛の時のトランペット奏者の演奏風景の絵だした。バロック音楽のトランペット奏者はナチュラルトランペットというバルブのない吹きにくい、テクニックが必要なトランペットを吹いていました。しかも高音域も吹きこなすようなテクニックがあり、現在でもかなり難しいものとされています。

そして、現在に残っている絵画の中の当時のトランペット奏者は皆、ほっぺたを膨らませていました。そこに彼はヒントを得たわけです。ほっぺたを膨らませないで、同じ効果が出せる方法はないかということで、開発した奏法がスーパーチョップスです。彼が言うには超一流のトランペッターは誰でも知らずにやっていることではあるが、誰も意識してやってこなかったやりかたなのだそうです。

では、その方法とはなんなのか?

ほっぺたを膨らませる奏法というと、現代のトランペッターですとデイジーガレスピーが有名です(もうだいぶ前に亡くなりましたが)。ほっぺたを膨らませる状況を想像してみてください。唇が歯から離れているという状況になります。そして、空気の圧縮がおこなわれているということです。

じゃあ、ほっぺたを膨らませて吹けばいいのではないかと突っ込みたくなります。そこのところは、はっきりと述べていません。多分ですが、効率が落ちるということではないか、コントロールが難しいということではないか、と考えます。

この唇と歯の先をくっつけないということで、唇の自由度が増し、唇がそれまでにないより自由な振動を得るということでしょう。逆に、従来の吹き方だと唇と歯先がこの奏法よりも自由度がなく、本来の響き、振動を失っているということなのです。更に、効果としては、スーパーチョップス奏法により、唇の疲労からも開放され、耐久力が増し、高音域も楽に吹くことができるというのです。

しかし、唇が息の圧力でマウスピースの中に押し込まれてしまわないでしょうか。

この問題については、唇と舌を近接させることで、唇の支えとなるということで解決すると思われます。

まず、ほっぺたを膨らませる。舌を上下の歯の前に持っていく。舌を前方に広げて置き、ほっぺたを膨らませた状態を維持する。そのとき、舌の先端は下唇の後ろ側の上部につけ、その延長線にある舌の上面を上唇の内側につけるという感じです。舌は先端を丸めた状態です。そこで、ほっぺたを戻してやる。その状態がスーパーチョップスの奏法のセッティングとなります。

その方法を会得するために、ジェロームカレはスピットバズということが必要なのだといっています。

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この図はジェロームカレ自身が描いたものではなさそうですが、感じとしては近いのではないかと思います。

Dizzy Gillespie Quintet – Tin Tin Deo
【追記】 この記事を書いてから、2年半以上たちました。私がこの方法で、気が付かずにいた点が一つありました。結構重要な点であろうと思われます。
私は、ちょっと変な癖を持っていたようで、高音域になるにしたがって、無意識に下顎を前に出す癖がありました。これをすると、舌と下唇の接点が離れていきます。そうすると、せっかく前方に置かれた舌が口腔内の空気の圧縮をすることができなくなるのです。舌先と下唇の間に空間ができて、空気が下あごのほうに漏れてしまっていました。これでは、高音域を吹こうとすると、上唇に力を入れるか、マウスピースに圧をくわえるか、という変な奏法になります。この2年ぐらいでやっと自分のまずい癖について知りました。これでは、せっかくのスーパーチョップスの効果も半減するのです。
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