昭和歌謡メロディー譜『おーい中村君』若原一郎

トランペット用昭和歌謡曲楽譜

楽譜のご紹介

『おーい中村君』という曲は、1958年(昭和33年)に若原一郎が歌ったヒット曲です。作詞は矢野亮、作曲は中野忠晴で、書経の「百姓昭明、協和萬邦」から元号を取った昭和の時代を象徴するコミカルな歌詞が特徴です。前奏や何かを聞いても、その後のクレージーキャッツの植木等をメインにした曲の先駆けになったのではないかと思えます。歌っていた若原さんは、実に8年間も目が出ず、やっとこの曲で知られるようになったということです。声を聴いても、かなりいい声で期待もされていたのだそうですが、難しいものです。

 当時の時代背景としては、第二次世界大戦後の高度経済成長期で、日本は国連安全保障理事会の非常任理事国になり、東京タワーや東京国立競技場が完成し、第3回アジア競技会が開催されました。そして、翌年には、皇太子明仁と正田美智子の婚約が発表されて、マスコミはこのニュースで持ち切りとなり、結婚翌日は地方紙に今でも信じられないことですが、B5判ぐらいの白黒写真が何枚も付録でついてきました。

 チキンラーメンや缶ビールが発売されたり、テレビ受信契約者数が百万を突破したり(逆を言うと多くの人がテレビを持っていなかった)と、社会や文化も大きく変化しました。その当時は、このビールの空き瓶を酒屋に持っていくと1本、5円だったか、10円だったかをもらうことができました。今思うとものすごくエコです。即席めんは今でこそ品質が安定していますが、当時のものは、まだ開発段階の怪しいものもたくさんあったように思います。私の記憶では、まだ、この当時は砂糖はめったに出番がなく、サッカリンというものを代用していました。まあ、そんなこともあったよなあということで、楽譜をちらっとご覧ください。

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 楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。

『おーい中村君』若原一郎 トランペット楽譜
『おーい中村君』若原一郎 トロンボーン楽譜
『おーい中村君』若原一郎 アルトサックス楽譜
『おーい中村君』若原一郎 フルート楽譜

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演奏例

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