楽譜のご紹介
この曲は作曲が荒井由実ということで、幾人かのアーチストがカバーしています。
その中でも、まあ、一番有名かなあというところが、石川ひとみさんの歌でしょう。
1981年にレコーディングされていますので、相当昔ですが、今から15年ぐらい前に某ショッピングモールのイベントで歌っているのを見ました。このイントロが流れると、どこともなく、人々が集まり、曲が終わるとまた去っていたのが印象的でした。なかなか、感傷的な詩に、独特のリズムがよくあっていて、ある世代には強烈な印象を残しているようです。
私は石川ひとみさんのことは良く知りませんでしたが、なぜか曲を知っていたのは、1976年に違う女性歌手が歌っていたからです。そんなこともあり、耳に残っていたのかもしれません。それでは早速、この曲の楽譜をチラッと見ていただきます。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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演奏例
曲の由来
「まちぶせ」は、荒井由実(現:松任谷由実)が作詞・作曲した楽曲。編曲は松任谷正隆によるものです。三木聖子への提供曲として作られ、1976年にシングルが発売されました。
のち、1981年に石川ひとみのカバーシングルが発売され、石川の最大のヒット曲となります。さらに、松任谷由実本人によるセルフカバーシングルが1996年に発売されており、他にも多くの歌手によって唄われています。
石川ひとみは1978年のデビュー以来、歌手としては鳴かず飛ばずでした。「まちぶせ」までに10枚のシングルを発売していますが、オリコンでの最高位は2枚目「くるみ割り人形」の42位であり、うち3枚は100位以内へのランキング入りすらしなかったのです。そのため本人も、今後について考え悩んでいたという。
三木聖子のカバーのこの歌をシングルとして歌うことになったときには、「この歌だったら、これが私の歌手生活のピリオドになっても悔いはないな」と思ったといいます。
18歳で上京しデビューしたとき「最低4年は頑張ろう」と考えたその4年目、またちょうど10枚目のシングルでもあり、「この曲で歌手としては一区切りつけるつもりだった」といいます。