昭和歌謡メロディー譜『まぼろし探偵のうた』TVドラマテーマ

トランペット用昭和歌謡曲楽譜

楽譜のご紹介

 まぼろし探偵は、1957年に『少年画報』に連載された桑田次郎(桑田二郎)原作の漫画作品です。この作品は、赤い帽子と黒マスクを身につけた少年探偵が事件に立ち向かう物語です。彼の正体は日の丸新聞の少年新聞記者、富士進であり、父親は警視庁の警部です。彼はまぼろし探偵として悪漢に立ち向かい、難事件を解決していきます。この作品はラジオドラマやテレビドラマ(ラジオドラマ版は1959年から1960年まで放送され、テレビドラマ版は1959年から1960年まで放送されました。)、映画にもなり、少年ヒーローを想像して子どもたちの間でまぼろし探偵ごっこが流行りました。

 という説明とともに、当時の漫画事情というと、この時代はまだ週刊の漫画雑誌が発売されていません。少年マガジンやサンデー、キングなどはそれ以降のことで、まだ、漫画の貸し本業なんかもあった時代です。ほとんどが月刊誌で、次回予告などが子供だましの付録などとともに大々的にされていました。すぐ上の兄は母から漫画ばかり見ているという非難を受けても微動だにせず、没頭していました。

 そして、これがテレビで放映されるのですが、地方のチャンネルが限られた地域だと、2,3年遅れでみることとなっていました。同じ感じで遅れたのが、ハリマオでしたが、どちらも曲に特徴があって、耳に残っています。特に、まぼろし探偵のほうの前奏が独特で、そして、歌詞の中に『親に心配かけまいと…』というのが子供心に響きました。『そうなんだ、親には心配かけないようにしないといけないんだ』と単純に思いました。

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 テレビドラマ版では、まぼろし探偵は電波ピストルを使い、オートバイの代わりに空陸両用自動車「まぼろし号」に乗っています。また、漫画版は1957年から連載が始まり、一度終了した後、再連載されました。年月の経過により絵柄の雰囲気は微妙に違っていて、マフラーもスカーフ調に、オートバイもフルカウル形になっています。そして、私も、当時はやっていた女性の薄いスカーフを何枚かうちにもあったので、首に巻いたり、マントにしたりして、遊んでいました。当時は田舎ではオートバイも走っていませんでした。しかし、今の電動自転車ではありませんが、自転車に小型のエンジンをつけて走っている人がいて、そのバタバタ言わせて走る姿がかっこよくも見えました。とにかく当時はテレビドラマの子供向けのものが手を変え品を変え出てくるもので、『…ごっこ』が忙しくて、毎日毎日くたくたに疲れていました。

 楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます

まぼろし探偵のうた トランペット楽譜
まぼろし探偵のうた トロンボーン楽譜
まぼろし探偵のうた アルトサックス楽譜
まぼろし探偵のうた フルート楽譜

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演奏例

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