楽譜のご紹介
1970年の作品です。この当時の人気の女優とかは、必ずと言っていいほど、2,3歳、歳をサバ読んでいて、年下かと思ったら年上だったり、同年齢と思った人も、年上だったということが、最近になってわかることが多いです。
この歌詞を歌う辺見マリさんは、当時、20歳でした。多分、内容から、いろいろ配慮されたのだろうと思いますが、実年齢なのかどうかはわからないまでも、若くは言っていないようです。
数年後、結婚されるときに、見ている方が恥ずかしくなるほど喜んでいた様子をテレビで見て、ごく普通の人なのだということがわかり、妙に安心したような気持になった記憶があります。
今聞くと、まったくもって前回上げた『涙の操』と同類の、ほぼ今ではアウトの曲です。まあ、時代を映すというかそういう感じでは大変興味深い曲でもあります。当時、このようなハイテンポな曲を歌うお色気系の歌手が、結構出てきました。もしかしたら、それが進化形となってピンクレディーなんかが出てくることになったのかもしれません。夏木マリや安西マリアなど・・・。そんなことはいいとして、いつものように、楽譜をチラッと見てください。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
販売サイトのご案内
販売サイトはこちらです。Piascoreという楽譜専門販売サイトになります。
演奏例
曲の由来
1970年のヒット曲です。当時、辺見マリさんは20歳でした。『やめて、…』という出だしが印象的な曲です。
「経験」(けいけん)は、1970年5月11日にリリースされた辺見マリの2枚目のシングルです。
作詞安井かずみ、作曲村井邦彦。フィンガーアクションが話題を呼んで大ヒットしました。
オリコンヒットチャート最高2位、レコード売り上げ30万枚を記録し、1970年の新人賞レースをほぼ独走しました。
同年10月6日には当時東映専属だった谷隼人の第一回主演作品として映画化され、辺見マリが本作を熱唱するシーンもありました。
そして、第12回日本レコード大賞新人賞を受賞することになります。
歌詞の内容とフィンガーアクションから当時のNHKでは歌唱できず、辺見はこの年『第21回NHK紅白歌合戦』に出場するも本作ではなく、次作の「私生活」で出場しています。