楽譜のご紹介
『花のメルヘン』は、日本の重唱団グループであるダーク・ダックスが1970年に発表したホーム・ソングです。作詞・作曲は敏トシ、編曲は服部克久さんが担当しました。この曲はもともと、1969年に北野ルミのデビュー曲「初めての恋」のB面に収録されていた曲で、ダーク・ダックスがカバーしたものです。
冒頭に幼女の声でセリフが挿入されているのが特徴で、この幼女は水原茂さんの孫娘だと言われています。この曲はオリコンチャートで最高14位を記録し、服部克久さんは編曲賞を受賞しました。歌詞は小さな川のほとりに並んで咲いている大きな花と小さな花の物語を描いています。
ダーク・ダックスは1960年半ばぐらいまではかなり頻繁に活躍していたという感じがしますが、後半は、デューク・エイセスなんかが活躍し始め、ちょっと人気が昔ほどではないときでした。デューク・エイセスが歌謡曲的な路線に行き、男性コーラスのクレージーキャッツ、ではなくて、ザ・ドリフターズ化していくのかと思って残念に思っていました。そんな時に、出た曲がこの曲でした。男性コーラスにはもっと歌声の美しさとかそういったものを聞きたいと思っていたのですが、なかなか商業的には無理なところがあったのかもしれません。
今回調べてみて、私が当時好きだった『岡崎友紀』も歌っていたとは知りませんでした。彼女は同世代で、まさにこの曲はその絶頂期に歌われたものだと思います。そのころ、東京に住んでいたので、どこかで会えないかなあなって思っていました。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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