中の島ブルースとは、1973年に秋庭豊とアローナイツが自主制作したシングルで、その後1975年に内山田洋とクール・ファイブとの競作として全国的にヒットした曲です。作詞は須田かつひろと斎藤保、作曲は吉田佐が担当しました。歌詞は北海道札幌市の中の島をはじめ、大阪市の中之島や長崎市の中島川など、日本各地の中島という地名を取り上げています。この曲はムード歌謡の代表作のひとつとして知られています。
この曲を聞いたときにちょっと腑に落ちなかったのが、札幌の『中の島』でいきなり、『それはちがう』と思ったことです。中島公園というのが有名ですが、なかのしまっていうかなあという疑問です。それは、『中島』さんを『ナカジマ』さんというべきを『ナカシマ』さんというような感じではないか。後者は西日本に多いんだそうで、それでも、『ナカノシマ』さんとはいわないだろうという感じでした。まあ、どうでもいいか。この全国を巡るご当地ソングは森進一さんの『港町ブルース』が有名ですが、それ以外ではこの曲ぐらいしか知りません。というか、それ以外にも２匹目のどじょうをもくろんでたくさんの曲が失敗に終わったということです。
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