「五番街のマリーへ」ペドロ&カプリシャスが歌っていた曲です。昭和48年の10月25日リリースだそうです。西暦では、1973年でした。作曲 戸倉俊一、作詞 阿久悠のコンビによる曲です。年配の人ならば、知っていますが、このペドロ&カプリシャスのボーカルが、高橋真梨子にいつの間にか変わり、その初めの曲となっていました。当時、不思議に思いました。その前にヒットしていた別れの朝という曲は、洋楽のカバーでしたが、とても聞き心地のいい曲で、なぜ勝手にボーカルを変えてしまったのだろうと思ったものです。そして、次に登場した高橋真梨子という歌手には何となく違和感を当初感じたものでした。
そして、数年前に高橋真梨子さんの特集をしていたときに、本人が述懐しているところによると、当初ずっと歌手を続けるつもりはなかったということでした。そんな雰囲気が、見る者にも届いたように思います。
それにしても、この歌詞の内容ですが、なんかこう国籍不明の小林旭さんの映画のようで、しかも、高橋真梨子さんの容姿が日本的すぎる(ゆで卵みたいで、肌つるつる)ので、いっそうその感じを強めたのだろうと思います。しかし、結果は50万枚の大ヒットとなっり、別れの朝と同様の成績となったわけです。さらに、ひるがえって見て、どちらが息が長い曲になっているかというと、もちろんこちらの『五番街のマリーヘ』です。
ただ、当時からちょっと気になったのは、スコットランド民謡ですごくよく似た曲があったことです。この歌詞の内容からわざと似せたと思いたいです。
楽譜のご紹介
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演奏例
その似た曲がこちらです。