楽譜のご紹介
この曲はこの曲を歌っていたアイ・ジョージさんの作詞作曲によるものです。リリースは1961年でした。
この年から十数年経った時に私は社会人になったわけですが、入社して研修中になぜか『同期の桜』という軍歌をみんなで歌わされました。ちょっと、背筋が寒くなるような、時代錯誤な感じとセンスのなさにがくぜんとしたものです。それにしてもなぜ軍歌なのか…。もしかしたら、アイ・ジョージさんと関係があるのかもしれません。
というのも1963年にアイ・ジョージさんが『戦友』という歌を歌ったことで起こった軍歌ブームというのがあったそうです。確かに、私も小学生の時に歌った記憶があります。その発端は反戦歌として、この歌が学生に受け入れられたものが、いつの間にか軍歌一般の流行になったそうです。
私が社会人になったときに十分大人だった世代は、この辺の記憶がはっきりある方たちであり、『同期の桜』もその流れで、同期として働く者の結束を研修中に誓わせるというセレモニーの一環として新人社員に歌わせたのだろうと思いますが、それでもやっぱりナンセンスでした、今思えば。
しかし当時は、会社はまるで、農作業をするような感じの、村共同体で行う共同作業のような仕事の仕方でしたので、しょうがなかったのでしょう。
そして、アイ・ジョージさんは、戦前戦中戦後を通して、かなり激しい浮き沈みを経験しているので、そんな背景もあっての『戦友』だったのかもしれません。当時のアイ・ジョージさんは、実に10年以上連続で紅白に出場するような、実力派歌手でした。ただ、当時のテレビでは、多分うまいんだろうなあという感じしか伝わりませんでした。モノラルの音の悪いテレビではよくわからなかったというのが正直なところでした。しかし、この硝子のジョニーは非常に短い曲でしたが、それだけにインパクトのある曲でした。
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