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屋外練習で必須の楽譜の電子化

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【まずは楽譜のペーパレスから】

このブログを始めるずいぶん前に、自分で作った楽譜を印刷し、ファイルにして持ち歩いていました。しかし、そうすると楽譜を見るための譜面台など、どうしても荷物が増えてしまいます。風が吹く飛びます。雨が降ると使えません。何とかしようということで思いついたのが、電子書籍リーダーでした。今はどうなのか知りませんが、一昔前のそれは、反応が遅く、ページをめくることで精いっぱいで、ページ間を自在に飛ぶなんてことはできませんでした。ある日、電気店でデジタルフォトフレームなるものを見て、これはもしかして使えるのではないか、ということで店員に質問したところ、それほどの能力はないということがわかりました。そこで、店員に、なぜ、このぐらいのサイズでパソコンがないのかという風に質問したぐらいです。そうこうしている間に、いつの間にか、ipadなるものが出現しました。(なぜ、日本のメーカーで作れないのか、というか、作らないのか、本当に残念でなりませんでした。)

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【本格的なペーパレスはkindleから】

ところが、そのipadは非常に高価で、そんな金額を払うなら楽器に金をかけたほうがいいということで、買いはしませんでした。そののち、上述の電子書籍リーダーを買ったという次第です。でも、使えない。しばらく、打つ手なしかと思ったところ、アマゾンが日本でもkindle端末を発売するようになり、価格も安かったので、こちらに乗り換えました。

楽器と譜面をもって、近くの広い公園、河原の近くなど、もっぱら野良のトランぺッターとして、精進していた私にとって、この機動性はとにかく、画期的でした。電子書籍と違い、楽譜から楽譜に次から次へと飛び移ることができるのは、本当に助かりました。当時は練習場所まで自転車で行って、公園のベンチに座り、ママチャリの後部座席に書見台のようなものにkindle端末を据えて譜面台替わりにしていました。

【冬場の屋外練習は歩いて行く】

そのうち、健康のため、歩いていくようにしました。そして、新たな発見がありました。それは、冬場の寒さが、歩くということを通じて、かなり軽減されるということです。冬場でも、2~3時間は練習するので、それなりに体が冷えてしまいます。特に自転車を利用していたときには、それを実感しました。しかし、片道2Km以上歩くと、つまり、往復で7000歩ぐらいの距離を歩くと、体の中から、あったまるということで、苦にならなくなりました(逆に、車で行っていたときには、地獄のように寒かったのです)。

【譜面台の代わりになるものはないか】

一方、その時に不便を感じたのは、kindleを目線に合わせるスタンドがないということでした。そこで、キャンプ用の小さな折り畳みの椅子を利用するようにしました。自分が座っているベンチの座面にその椅子を載せ、そこにおけばいいということです。ただ、これでもなかなか、チェストアップというトランぺッターとしては、必須の姿勢を維持できないという問題点があります。長い間、ここからうまいこと脱却、進歩できなかったのですが、ふとしたことで、この関門をするすると抜けました。それが、スマホの利用でした。

【スマホも短時間なら使える】

kindleも耐久性は抜群だと思うのですが、しかしながら、もう何年も使っていて、充電がうまくできなくなったり、外気温が零下に達すると動かなくなったりと、不具合が出てきました。そんななか、大事な楽譜データーをkindleから誤って削除してしまったのでした。wifiにつないで、このサイトを見ればいいということですが、この端末はなかなか動きが鈍い(今現在のモデルはどうかは不明です)。しょうがないので、スマホを使って、見てみました。もう法律的には老人(65歳は過ぎている)になったので、そうそう小さな字は見れないので、スマホで見るなんてことは頭から考えていませんでした。当然、縦画面ではなく、横にして表示を大きくしてみていました。

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自撮り棒にスマフォをつけて、楽器とともに持って、マーチングの時の譜面ばさみのような感じで見るわけです。これはこれで良いところもありますが、しかし、いかんせん長時間持つと疲れるので、さらに考えました。自撮り棒がスタンドになるタイプのものもアルので、それに変えようとも考えました。しかし、スマホだとどうしても画面が小さすぎて目が疲れるということもありました。

【カメラスタンドを使うといろいろ応用が利く】

そんな折、kindle fire7がアレクサ導入の新機種になるというタイミングで、前のモデルがディスカウントされて、Amazonで新品が3980円という破格で販売されていたので、即購入を決めました。そこで、新たにカメラスタンドにこの端末をセットして使うようにしてみました。ちなみに下の写真のようになります。上部の端末をセットするのも混みで2000円ぐらいでした。通常の譜面台だとここまでしっかり固定できないということと、比較的軽量であるということで、この選択をしました。

高さも細かく調整でき、画面角度もつけられるので、屋外でも画面の反射を避けて見ることができます。また、夏場のこの季節は木陰に入って、このスタンドを利用して練習ができ、快適です。立位でも座位でも両方対応可です。キャンプ用の折りたたみのいすなんかを利用するとよいのではないでしょうか。また、既定の公園のベンチなどを利用するときには、これまたキャンプ用の日除け傘をこのスタンドに着けて暑さ対策や急な雨にも対応できそうです。


画像ではkindle fire7を横向きにしていますが、もちろん縦向きですと、画面をスライドさせなくとも、ページ全体が見えます。私の場合、老眼なので、なるべく見やすくするために横にしています。すでにカメラスタンドをお持ちの方は、上部の部品だけ購入すると、セッティングできます。

上記の記事から5年ぐらいたちました。

 今は、相変わらずこのキンドルを使っているのですが、横画面だと楽譜全体が見えず、吹いているときに、楽譜を下へずらす必要があり、曲が途切れ途切れとなり、なんか満足がいきませんでした。面倒なので、kindle 10をメルカリで入手しました。しかし、縦にしても表示が上記の7インチ画面を横にした状態とそう大差がないために、すぐに売り飛ばしました。

それと、スタンドなんですが、いまはもうつかっていません。重いし、荷物が増えるので、何とかならないかとずっと考えていました。今は主にコルネットばかり吹いているので、ヤマハのハードケースを縦にベンチにおいて、そこにダイソーで買ったipadなどを置くスタンドを立てて見ています。そうすれば、ケースの中にも収まります。また、コルネットケースは小さいので、市販の普通のバックパックの中に収まり背負うこともできます。

 また、楽譜を見るときのアプリをご紹介します。楽譜をめくるのが自然なように、kindle readerで見るようにしています。一つには、余計なアプリは入れたくなかったことと、このアプリは画面が立てめくりではなく、横めくりで自然に次のページに素早く見られるという点にあります。多くのPDFリーダーアプリは立てにページをめくっていくのですが、それだと、次のページに移るときの時間ロスというか違和感というかそんなものを感じましたので、そうしています。

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