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昭和歌謡メロディー譜『甘い生活』野口五郎

昭和歌謡曲楽譜(in Trp,Trb,altsax,flute)
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楽譜のご紹介

 野口五郎の『甘い生活』は、1974年にリリースされた彼の14枚目のシングルです。この曲は、オリコンチャートで自身初となる1位を獲得し、50万枚近いセールスを記録しました。野口五郎最大のヒット曲となりました。

 この曲は、筒美京平が作曲し、第16回日本レコード大賞の作曲賞を受賞しました。野口五郎は、この曲で第25回NHK紅白歌合戦に出場しました。この紅白では郷ひろみ・西城秀樹も出場となり、「新御三家」と呼ばれた3人が初めてそろい踏みとなりました。

 時代は70年安保闘争を過ぎ、学生運動も一般化せずに、地下に潜りこんで過激化するそんな時代だったと思います。私は大学生でしたが、団塊の世代の学生服に下が普通のスラックスみたいな恰好をする大学生は皆無となり、それぞれ自由な格好で大学に通っていたように思います。

 ブレザー、トレンチコート、パンタロンなどや、男でも少しかかとの高い履物をはいていた覚えがあります。髪はパーマをかけるということもされていました。その5年ぐらい前の大学生とは様変わりしたと思います。時代がどんどん変わっていったので、2,3年、生まれた年が違うだけで、かなりの世代のギャップを感じたと思います。

 当時の私自身の『甘い生活』は、その時、そのものでした。つまり、大学時代が永遠に続かないかなあと漠然と思っていました。当時の時点で世の中のことなど一つもわからないのに、得体のしれない『社会』に出ていきたいとは思いませんでした。人によっては、バリバリ稼ぎたいというものもいましたが、私は物欲がほとんどなく、もっといろいろ勉強したいと思っていました。だから、そんなに本格的ではないものの、知識を吸収しようと努力していて、この大学生活は夢のような『甘い生活』でした。

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 まあ、その後の世代だと、おタクになるか、引きこもりになるのか、非常に便利な概念ができ、そのくくりの中で存在できたでしょうが、私の世代ではそんな生活スタイルは通用もせず、許されもしないのでした。とりあえず、タイムアウトであまり深く考えずに、というか、考えるのをやめて、就職しました。ああ、無情。

 そして、いろいろなことがありました。今になってわかったことが、結局、自分はそれほど競争心が強くないこと。だから、理屈が正しければそれがいいことだと思っていました。それが原因で、自尊心の強い人に対して、辛辣に聞こえることを平気で言っていたこと。そして、それが原因で恨まれもしたこと。そして、嫌われている理由がなぜなのかさっぱり理由がわからなかったこと。逆に言うとそういう人にとっては私はあほに見えたのかもしれません。

 そんな私は、今回この曲をどうするか、迷いました。トランペット・トロンボーンではかなり吹くのが大変だということで、迷いました。キーを下げて提供するか、それともオリジナルキーで通すか。結論は見てのとおりです。

 楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。

野口五郎 甘い生活 トランペット楽譜
野口五郎 甘い生活 トロンボーン楽譜
野口五郎 甘い生活 アルトサックス楽譜
野口五郎 甘い生活 フルート楽譜
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演奏例

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