楽譜のご紹介
『若いお巡りさん』は、1956年に発売された曽根史郎さんの代表曲です。作詞は井田誠一さん、作曲は利根一郎さんで、警察官の日常を優しく歌った歌謡曲です。戦後すぐには、警察官は結構GHQから活動を制限されていたようで、装備もろくなものではなかったということです。戦後から10年以上たって、この曲ができたわけですから、そういった意味では、親しみやすい存在となったのかもしれません。また、昭和30年当時に言われていた『戦後は終わった』という意識と、朝鮮戦争の停戦、サンフランシスコ講和条約の締結と、割と明るいニュースが続いた後の、世の中を反映しているのかもしれません。
ただ、朝鮮戦争の時に、駐留米軍が朝鮮半島へ出兵したことで起こる日本の治安や防衛の空白化が懸念され、GHQの圧力から警察力を強化するという目的で、1950年警察予備隊が結成されたということです。
子供のころ(小学校低学年ぐらいまで)、警察というと、映画やテレビの影響で、姿を見るとすぐ逃げるという、不思議な行動をとっていました。チャンバラや拳銃ごっこと同じように、姿を見ると、『察だ!』やばい(当時はこの言葉はなかった)、つかまるぞ、逃げろといって、とにかく姿を隠す、そんな遊びをしていました。(その時警察官はにこにこ笑っていました。)
そして、動画にあるように、この曲が今でもお祭りのみこしの音楽として、使われているとは、なんとも驚きました。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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