楽譜のご紹介
知床旅情は俳優の森繁久彌さんによって作られた楽曲で、1965年昭和40年に発表されました。当時は、だんだんと生活が豊かになることでしたので、国内旅行なども盛んになりつつありました。そんな背景もあり、北海道というのも注目された時期でもありました。改めて、1971年に加藤登紀子さんが歌って全国区になったイメージがあります。
この二人は戦前、満州に住んでいたということでした。その縁で、いろいろと親しい関係だったようで、それで競作ということにもなったのではないかと思います。加藤さんは引揚者として幼少期に戦後を迎えていますので、その中をよく生き残ったと、大変だったろうと森繁さんが言っていたそうです。
ただ、曲だけ聞いていると、小学唱歌によく似た曲があり、数曲ミックスしたような、こんなに似た曲を発表してだれにも非難されないのだろうかと、子供心に思ったものでした。その後、加藤登紀子さんが歌ったころには何の問題もなく、当時の北海道旅行などの象徴的な曲として、イメージされるようになった気がします。まあ、そんなことはいいとして、楽譜をちらっとどうぞ。
楽譜販売のご案内
こちらの楽譜は楽譜販売専門サイトPiascoreのこちらで販売中です。フルート、アルトサックス、トロンボーンの楽譜もこちらで販売中です。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます