楽譜のご紹介
『世界は二人のために』は、1967年5月15日に発売された佐良直美のデビューシングルです。作詞は山上路夫、作曲と編曲はいずみたくが担当しました。この曲は明治製菓(現:明治)の「アルファチョコレート」のCMソングとして制作されましたが、後半に歌詞を足してシングルとしてリリースされました。
私の第一印象は、かなりショートカットのおじさんのようでもあり、少年のようでもあり、少女のようでもあり、そして歌は割と野太いカンツォーネ風でもありと、めまいがしそうなものでした。
当時から佐良さんは、NHKのクイズ番組などにも出ていて、その育ちのよさそうな振る舞いなどが、特徴的な方だと思いました。そして、何より、つるつるお肌が強烈な印象を残していました。当時は、白黒テレビからカラーに少しずつ変わる時で、あんまり画像が安定していなかったと思いますが、それでも、シッロ白感、つるつる感が目立っていました。実際いいところお嬢さんだったと当時は聞いていましたので、やっぱり食べるものがいいのかもしれない、なんて当時は思っていました。
この曲は大ヒットし、1967年の第9回日本レコード大賞で新人賞を受賞しました。また、同年大晦日の第18回NHK紅白歌合戦に初出場しました。累計120万枚の売り上げとなり、結構売れたのだと思います。この曲は「二人のため、世界はあるの」という歌詞で有名で、結婚披露宴などでよく歌われる曲となったのだといいます。
当時の日本は高度経済成長期にあり、工業やインフラが発展しましたが、一方で公害や学生運動などの社会問題も起こりました5。1967年には日本万国博覧会(大阪万博)が開催され、世界各国の文化や技術を紹介しました。今でこそ、来日外国人から、日本の町や公共施設のきれいさが驚かれていますが、当時は、東京の、駅も道路も煙草の吸殻だらけ、ゴミだらけでしたし、田舎だと肥溜めや汲み取りのにおいがプンプンしているところも結構ありました。そんな中の、『世界は二人のために』です。くれぐれも、…。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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