楽譜のご紹介
この曲は、1957年昭和32年の作品です。作曲は古賀政男です。私はこの時小学校にも入ってませんので、曲は何となく知っていましたが、はっきりと認識したのは、小学生になってからです。NHKを見ていた時に、この曲が流れてきたことでした。5歳年上の兄が小坂一也の唄であることを強調していたので、妙に覚えています。
小坂一也さんというと、後年は俳優さんというイメージですが、この時代に流行っていたロカビリー歌手だったわけです。そして、何となく優しいおじさんのように見ていました。ちょっと失礼ですが、頼りなさそうな感じはしましたが…。しかし、田舎住まいの私にとっては、都会的な感じに間違いなく映っていました。
この曲を聴いた時のその前の番組が当時よく見ていたNHKの『バス通り裏』だったか、はっきりしませんが、田舎では見たことのない洗練された若いベッピンさんが出演していて、いいなあと子供心に思っていました。しゃべっている言葉遣いが全然違うし、いちいちキレイ。まあ、当時のテレビジョンは映りも悪かったので、半分想像の世界だったかもしれません。
そんな若い大人のはつらつとした感じが、この曲にも感じられ、すぐに好きになりました。当時は自転車は結構高いものでしたので、どの家庭にもあるというものではなかったように思います。昭和30年あたりで初任給が10000円の相場で、15000円もしたということです。それから、数年たっているとはいえ、高い買い物でした。そして、当時、自転車にモーターをつけた『バタバタ』と言われるバイクもどきも出てきていました。まあ、そんな話をしても、今は昔です。早速、楽譜をちらっとどうぞ。
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