楽譜のご紹介
1980年、昭和55年のヒット曲でした。この年に、NHKでは、シルクロードの特集をしていました。音楽もシンセサイザーなどを使ったもので、斬新なものでした。1972年に国交回復した中国はまだまだ未開で、大昔の文明国ということにとどまっていた印象がありました。そんな時代の中でテクノポップスという名前で出てきたのが、YMOでした。
西洋音楽に慣れている、あるいは信奉している人にとっては、かなり衝撃だったのかもしれません。まず、私が感じたのは、リズムが東洋的というか、日本的というか、どっこいしょとか、よっコラショ、おっとっとっと、というような感じで、すごく受け入れやすかった記憶があります。
また、中国については、日本は結構好意的に経済発展を手伝っているという印象が強く、誰が言っていたか忘れましたが、『眠れる獅子を起こすことをしている』というようなことを言っていた人もいましたが、大勢はその潜在力に期待していました。というか、経済的な恩恵を将来的には受けられるという思惑が働いたのも事実でしょう。まさに、今その杞憂が現実になりつつあるわけです。長い目で見ると、価格破壊が始まり、欧米諸国とは違い、身近で起きただけに、日本はそのダメージを受けることになったのだと思います。そして、浮かれていたバブルを過ぎて、デフレとなり、今に至るわけです。これは長い目で見たら、避けがたいことだったのかもしれません。
しかし、この当時は、日本が中心となって新たな時代ができるのではないかぐらいに感じ、まだまだ明るい未来を描けた時代でした。そんな背景の中で、この曲を聴くと、没落する西洋をものともせず、どんどん発展していく極東の勢いのある日本を感じざるを得なかった。なんてね・・・。では、楽譜をちょっとご覧ください。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。最初の楽譜はオリジナルキーになります。後に掲示しているのは、キーを下げて吹きやすくしたバージョンですので、ご注意ください。
下の4枚の楽譜はオリジナルキーではありません。
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