楽譜のご紹介
この曲は、1963年昭和38年のリリースです。 越路吹雪さんが歌っていました。東京オリンピックの前年ということで、強く印象に残っています。確か、紅白でも歌っていたような記憶?がその奇抜な衣装とともに残っています。
当時、流行っていた曲とは一線を画するような、愁いを秘めたメロディーに、トウキョウという都会の響きがミックスして、想像の都市、『東京』への興味はますます高まっていきました。私が当時、住んでいたところは日本のはずれのほうでした。そして、当時小学生でした。もちろん、東京になんか一度も行っこともなく、行ったことのある友達もまるでいなかった。近くの都市まで行くのにも1時間近くかかっていました。そして、普段見かけることもないようなおばさん(今、思うと元祖矢沢のおばさん版のような感じ、ちょっと憑いた感じの)が歌っているこの歌は、普通の唄には聞こえませんでした。
では、さっそく楽譜をちらっとご覧ください。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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演奏例
しかし、この曲は、意外なところから横やりが入ります。アメリカの出版社から、盗作であるということで、訴えられます。まあ、確かによく似ています。(アメリカの作曲家、ハリー・ウォーレンが作曲した、映画『ムーラン・ルージュ』の主題歌『夢破れし並木道(Boulevard of Broken Dreams)』)
結果的には、偶然、同じような曲になったのだという結論で、権利侵害にはならないということになったそうです。たぶん、この曲が日本で売れていたこともなく、また、日本のこちらの曲がアメリカで売れることもないということで、手を打ったのではないでしょうか。