楽譜のご紹介
小柳ルミ子の『お祭りの夜』という曲は、1971年に発売された彼女の2枚目のシングルです。作詞は安井かずみ、作曲は平尾昌晃、編曲は森岡賢一郎です。この曲は、お祭りの夜に恋人と別れた女性の切ない想いを歌ったもの。当時、人口構成的には、若者だらけでして、まだ地域のお祭りや行事など、そのバックアップとなる地域社会も活発な活動をしていたのだと思います。そんな時代を反映した曲です。また、曲調は、平尾昌晃のものとすぐにわかるもので、泣くように歌わせる感じでした。この曲は、1971年の日本レコード大賞で歌唱賞を受賞し、オリコンチャートでは最高2位、年間売上では1位となりました。
この1971年という年は、大阪万博が開催され、世界各国の文化や技術が紹介されました。当時高校生だった私は、家庭の懐が不安定で、そういった外への興味をなるべく遮断するような感じの生き方をしていた（つまり金がかからないようにした）せいか、大阪万博を見に行った同級生に極力無関心を装っていました。だから、当時のはやりのアメリカンカジュアルなんかも、音楽も、極力無視していました。そして、毎日図書館通いをし、週末には確か１２０円ぐらいだったと思いますが、２本立ての映画を見て過ごしていました。近所の子が今思い返すと『仮面ライダー』ごっこをしていたのも当時だったと思います。
オリジナルキー
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