楽譜のご紹介
沢田研二の『危険なふたり』という曲は、1973年に発売された彼の6枚目のシングルです。作詞は安井かずみ、作曲は加瀬邦彦で、東海林修が編曲を担当しました。この曲は、沢田研二が所属していたグループ・サウンズの代表的なバンドであるザ・タイガースのソロ曲としては初めてオリコンチャートで1位を獲得したヒット曲です。この曲は、後に沢田研二が主演した映画『危険なふたり』やドラマ『危険なふたり』の主題歌にもなりました。
1973年この年は、日本にとっても世界にとっても激動の一年でした。泥沼のベトナム戦争がパリ協定によって終結したのもこの年でした。ニクソンの訪中、それからつながるウォーターゲート事件なんかもありました。そうこうしていると、秋には、オイルショックが発生したりと、変化の多い一年でした。
当時、繁盛店のラーメン屋によく行っていたのですが、その隣にもラーメン屋ができました。入れ代わり立ち代わり、できるのですが、いつもその隣の店はつぶれていました。店主曰く、『オイルショックでつぶれたんではないか・・・?』、その言葉が今でも記憶に残っています。それだけありえないようなことがいろんな所へ影響を及ぼしたということを象徴していました。もちろん、冗談ですが・
当時は何といってもブルース・リーの人気がすごかったのですが、この年の7月に急死します。若者たちが、こぞってまねた香港スターもあえなく、なくなることとなりますが、かえってそれが、その名を不滅にしたのかもしれません。
そンな時代の沢田研二は絶好調で、1973年には、『危険なふたり』のほかにも、『勝手にしやがれ』『時の過ぎゆくままに』『ス・ト・リ・ッ・パ・ー』などのヒット曲を発表しました。また、映画やドラマにも積極的に出演し、俳優としても高い評価を得ました。1974年には、元ザ・スパイダースの井上堯之と共に、井上堯之バンドを結成しました。このバンドは、沢田研二の専属バンドとして長く活動し、多くの名曲を生み出しました。今回の楽譜は3ページあります。最初はBb(トランペット・トロンボーン)で、吹きやすくしています。なれたら、#だらけのオリジナルキーの楽譜で挑戦してみてください。アルトサックス・フルートは初めはCベースで、後半にEになっています。
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