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昭和歌謡メロディー譜『「いちご白書」をもう一度』

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楽譜のご紹介

 いちご白書を・・・、しばらくなんのこっちゃと思っていました。この曲は、1975年のリリースの曲ですが、ここでいう「いちご白書」とは、1970年に発表されたアメリカ映画だということです。ただ、この「いちご白書」という題名がどうも怪しくて、見ることはなかった映画でした。当時は、このような上滑りの題名の映画がたくさんあり、当たることもあれば、外れたこともあったのではないでしょうか。・・・。と思っていたら、原題は「The Strawberry Statement」ということで、これは割と現代に近いタイトルになっていました。

 何年かして、テレビの洋画劇場でみてましたが、あまりにくだらなくて、すぐに見るのをやめました。というか、いちご白書なので、かわいい子でも出るという期待が思いっきり裏切られたということが原因でした。内容は、ベビーブーマーの学生運動を描いたものだったようです。私にとっては何の共感も持てない内容でした。

 私は団塊の世代の下の世代で、学生運動はちょっと興味がありませんでした。中には同じ世代で、上の世代の影響を受けて、やたらと小難しいことを言っては憤っている者もいましたが、例外的な存在でした。今となっては大学構内に並んだ立て看板の『○○的○○…糾弾 』など、・・・的が大流行で、そういう言い回しがどこから来ていたのかも知りませんでした。その後、だいぶ後になって、中国語のウェブサイトなどで、この『的』が日本語の『の』に当たることを知ったぐらいです。

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 ただ、曲としては、大変いい曲で、詞としては「就職が決まって…、髪がどうのこうの・。・・。」というのが印象に残った曲でした。学生運動などしていなくても、理想の世界というか、そういうものを目指していた、または夢想していたのですが、思いっきり雰囲気や理不尽なルールを持った会社組織に入り、白を黒と言い放つ大人になるしかないのかなあと漠然と思っていたのでした。もっとも、当時は情報を集めにくかったので、私はもちろん、若者はほんとうに世間知らずの馬鹿者でした、あきれるほど、今思うと。そんなことを顧みず、反省せず、ひたすら感傷にしたるというところが、この曲の売れたところかもしれません。

 楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。

「いちご白書」をもう一度 トランペット楽譜
「いちご白書」をもう一度 トロンボーン楽譜
「いちご白書」をもう一度 アルトサックス楽譜
「いちご白書」をもう一度 フルート楽譜
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楽譜販売のご案内

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演奏例

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