楽譜のご紹介
石川優子の『ふたりの愛ランド』という曲は、1984年に発売された石川優子とチャゲのデュエット曲です。JALの「’84沖縄キャンペーン」のCMソングとして使用されました。歌詞は夏の沖縄を舞台にした恋人たちの情熱的なラブソングで、サザンウインドやパッションブルーなどのフレーズが印象的です。
当時の日本は、1980年代後半からバブル経済に突入し、経済成長が加速していました。不動産や株式の価格が高騰し、豊かさや華やかさを求める風潮が広がりました。ちょうどこのころ、団塊世代は30代半ばで、旺盛な消費意欲で、家を買い車を買い、していまして、この世代をターゲットにすれば、物は売れること間違いなしのウルトラ級に商売のしやすい時代だったと思います。彼らには個性はなかった。とにかく、この世代は後れを取るまいとして、一律的なことを好む世代でもありました。
それと、特徴的だったのが、校内暴力でした。これは今でも理由がわかりません。ただ、一つ気になっていたのが、決定的な危機感とか、比較するべき世界とか、対処すべき問題がなかったのではないかなあと思います。ドルショックもオイルショックも結果的には、乗り越えて、早々社会は変わるわけではなく、どうせやるなら今しかない、だから暴れる、その後にはおとなしく社会人になればいいという漠然として物があったのかもしれません。
政治面では、中曽根康弘首相が1982年から1987年まで在任し、自民党の長期政権を維持しました。中曽根首相は経済政策や外交政策に積極的に取り組みました。例えば、1985年にはプラザ合意によって円高誘導を行い、日本経済の国際化を促進しました。しかし、これによって国際競争力を徐々に失っていき、アメリカから日本たたきをされたのだという人もいます。その空白を縫って、韓国、中国の侵攻が始まったという解釈もあります。この曲を聴いていると、プラザ合意前の日本がなんとなく伝わる気がします。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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