【トランペット用ソロ楽譜】昭和歌謡シリーズ 『あざみの歌』

トランペット用昭和歌謡曲楽譜

楽譜のご紹介

 この歌は、1949年にNHKラジオ歌謡で発表された日本の歌謡曲です。作曲は『さくら貝の歌』で知られる八洲秀章さん、作詞は『さよならはダンスのあとに』や『下町の太陽』などを手掛けた横井弘さんです。

 この歌の出来た経緯は、横井さんが戦後に東京から疎開していた長野県下諏訪町で、自然散策をしながら15編余りの詩をしたためたことから始まります。その中でも最も気に入った一編が、八島ヶ原湿原のアザミを見て詩を作った「あざみの歌」でした。横井さんはこの詩をレコード会社に持ち込みましたが、断られてしまいました。しかし、あきらめかけたころに八洲さんが声をかけてくれて、曲をつけてくれたそうです。

 この歌の時代背景としては、戦後の復興期であり、人々は平和と自由を求めていました。しかし、同時に戦争の傷跡や貧困や不安も抱えていました。この歌は、「山には山の愁いあり 海には海のかなしみや」という歌いだしで、人間の心の葛藤や苦悩を表現しています。また、「咲きしあざみの花ならば 秘めたる夢も ひとすじに くれない燃ゆる その姿」という歌詞で、アザミの花が持つ強さや美しさを通して、自分自身の希望や情熱を歌っています。

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 当時の風俗としては、この歌はラジオで流れると人気が出て、多くの人々が口ずさんだそうです。また、この歌は伊藤久男さんや倍賞千恵子さんなど、多くの歌手によってカバーされました 。さらに、この歌は下諏訪町や八島ヶ原湿原と深く関わっており、現在でも湿原には「あざみの歌」の碑が立っています。

アザミの歌 トランペット楽譜

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演奏例

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