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再チャレンジのトランペット

再チャレンジのトランペット

20年以上のブランクから

私の趣味はトランペットを吹くことです。といっても、会社勤めのときには、土日は休めず、転勤も頻繁にあったので、どこかに所属してやるということはありませんでした。しかも、高校生のときの吹奏楽以来、40過ぎるまで、吹くことはなかったのですが、ちょっとずつ、週1回から2回楽器を手に取ることになりました。

もちろん、これだけ期間が開いているとまったく吹けず、音楽の友社のトランペット・コルネット教則本という昔からある教則本を、一からはじめて、1年かけて、終了させました。しかし、週1回や2回だと思うように上達はしません。趣味中心に考えたら、就職先は公務員がよかったかなあと今思います。これからの時代はどうか知りませんが、毎日へとへとになるのが常の一般企業だと週1回から2回の練習が限度でしょう。

現在、週2回から3回、ちょっと大き目の近くの公園に行って練習しています。迷惑になるのでトランペットではなくてコルネットにしています。コルネットとは、トランペットを少し小さくしたような感じのもので、私より上の年代の人にとっては、『5つの銅貨』という映画に出てきたダニーケイが吹いていた(吹くまねをしていた)楽器です。

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今の私のレベルは、アーバンのキャラストリスティックの6番ぐらいまでは何とか、途切れ途切れですが、吹けるというレベルです。うまくなりたいという欲求はありますが、特段、演奏会があるわけでもないので、全然マイペースでやっています。でも、一年おきにうまくなっているので、それで満足しています。

あの瞬間が忘れられない

なぜなら、今でも、中学生のときに、部活で始めて楽器を手に取ったときのことを忘れられないからです。あのどきどき感やら、オイルのにおい、なんともいえなく幸せな感じになります。

間は相当開いたものの、こんなに長くやるとは思っていませんでしたが、なぜやるかというと、日常を忘れさせるような異次元の時間を楽しむという感じがあるからです。頭のおくのほうのこりが取れるというか、なんというか・・・。そして、ちょっとずつだけれど、上達すること。毎回、どうしてだろうという疑問や、次回はどうしようという課題が浮かぶので楽しいのだと思います。また、公園でやると、音がこもらず、自分の音をきちんと聴くことができるからいいです。

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