楽譜のご紹介
岸田智史『黄昏』は、1977年に発売された岸田智史(現在は岸田敏志と名乗っています)のデビューシングルです。作詞・作曲は岸田智史自身が手がけました。この曲は、別れを惜しむ女性の心情を切なく歌ったバラードで、岸田智史の代表曲のひとつとなりました。
この曲は、岸田智史のアルバム「パーマネント・ブルー」にも収録されていますが、シングル版とはエンディングが異なります。シングル版は4分24秒、アルバム版は5分11秒の長さです。
まず思うのはやはりこの曲調に感じる時代です。個人的には、ムード歌謡のボーカルみたいな歌声で、ちょっと女性的な感じして、五輪真弓さんの真逆を行くような感じです。五輪真弓の低いトーンからの歌い上げとは対照的ですが、曲の感じがよく似ていて、当時のはやりのポップス系の曲の影響を反映しているのだろうと思います。
1977年は、ファッションの多様化が進んだ年でした。ロマンチック・スタイルやパンク・ファッション、ウエストコースト・ファッションなど、さまざまな流行があり、一般的なファッションアイテムとしては、トレンチコート、コーデュロイ、ベスト、ギャザースカート、プリントTシャツ、ウルトラスエード、トレーニングウェアなどが人気でした。ということですが、私には関係ない感じでした。しかし、無意識にトレンチコートを羽織っていました。この曲を聴くとそのトレンチコートをなぜか思い出します。
また、アメリカで数年前にジョギングブームがあって、さっそくジョギングに関するブルーバック文庫か何かを読んで、どんなものか、勉強して、毎日10Kgぐらい走っていました。その時にトレーニングウェアを買って、きていました。よくわからなかったのですが、ナイキのパーカー(アメリカ映画で見た)も買ったと思います。このマーク何?と思いながら着ていました。そんな時代のこの曲です。
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