楽譜のご紹介
1975年にグレープの6枚目のシングルとして発表された楽曲です。
この歌は、東京都文京区湯島四丁目に実在する坂、無縁坂を舞台に、年老いた母に対する息子の想いを歌っています。母がまだ若い頃、坂を登る度に息子はため息をついていたそうです。母の手は白く、やわらかかった。運命や人生の営みを考えながら、息子は無縁坂を歩みました。
この歌は、日本テレビのドラマ『ひまわりの詩』の主題歌としても使用されました。
昔(1970年代)、学生の頃、新宿の外れに住んでいた時に、よく都内を散歩しました。特に秋や冬の日には、好んで歩いていたように思います。ちょっと行くと豊島区で、気が付いたら文京区で、あ、と思ったら目白の駅前にいたなんてことが、よくあったような気がします。そして、そこには、いろんな坂があり、なんかそれを題材に絵が描けるなら絵を、詩が書けるなら詩を、曲が書けるなら曲を作りたいなんて思ったことがあるくらい、都会では別の世界のような気がしました。多分、そのように思うのは私一人ではなくて、だから、このような題材が存在するのだろうと思います。
ただ、この曲がヒットしたときには、フォークも飽きていたので、この曲を素直に聞くことができませんでした。何か訳知りな感じがして、はっきり言って好きではありませんでした。どちらかというと、2年後の『人間の証明』のほうが、いい感じに思っていました。まあ、そんなこともありましたが、今ではどっちでもいいです。
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