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昭和歌謡メロディー譜『唐獅子牡丹』高倉健

楽譜のご紹介

 1966年1月13日に公開した日本映画昭和残侠伝シリーズの主題歌として高倉健が劇中でも歌った曲の歌詞を改変したもの。作詞は矢野亮・水城一狼、作曲は水城一狼。

 唐獅子牡丹は、仏教の戒律を表す言葉「獅子身中の虫」に由来します。これは、仏法を滅ぼすものは仏教徒自身であり、外敵ではないという意味です。

 一方、やくざは、自分たちの組織や仲間を守るために、自分自身の心を精進させる必要があると考えており、唐獅子牡丹はその姿勢を示す柄として用いられるというわけです。

 もっと平たく言うと、唐獅子というのは百獣の王ですが、唯一弱点があって、自分の体に寄生する害虫を恐れていて、その害虫を退治できるのが、牡丹の露であり、この2つは切っても切れないものということなのだそうです。まあ、たとえていいのかどうかわかりませんが、長寿の象徴の鶴と亀みたいなもんでしょうか。鶴と亀が長寿を願うものであると同様に、自分を律するものの象徴としていると私は解釈しました。

 そんな唐獅子牡丹を象徴として、健さんのやくざ映画が流行ったわけですが、なぜ、はやったのかは私には今でも謎です。私よりちょっと上の世代にファンがいっぱいいたと思うのですが、学生運動と同様に、私には意味不明でした。

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 個人的には、あまり健さんの映画は見たことがなかったのですが、子供のころ、同級生が『網走番外地』という面白い映画があることを教えてくれたことがありました。

 その子の家は、左官屋さんで、何人もの住み込みの若い見習いさんがいて、その人たちが、どうやら見て感化されて、それを聞いて、私に教えてくれたのだろうと思います。その子のうちに行くと、その見習の人たちが寝起きする畳敷きの広間があり、山のようなエロ本が積んであって、小学生低学年であったのにもかかわらず、その友人に勧められて、見ちゃいました。当時のエロ本はもちろん白黒写真で、下半身よりもお〇パイ中心にフォーカスされていました。興奮と可笑しさと2人で大笑いしながら見ていた想い出があります。全く話が遠く飛んでしまいました。

楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。

唐獅子牡丹 トランペット楽譜
唐獅子牡丹 トロンボーン楽譜
唐獅子牡丹 アルトサックス楽譜
唐獅子牡丹 フルート楽譜

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演奏例

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