楽譜のご紹介
この曲は昭和23年の曲で、笠置シヅ子さんの唄です。私はまだ生まれていなかったのでわかりませんが、記憶には残っている曲です。作曲は服部良一さんで、作詞が映画監督の黒澤明さんです。
黒澤明監督の映画『酔いどれ天使』の劇中歌として使われました。笠置シヅ子さんも「ブギを歌う女」として出演し、三船敏郎さんや木暮実千代さん(小暮さんというと、ほくろが印象的で色っぽさを出していましたが、私の母も30年代初めあたりにお化粧した後に、口元に付けほくろをしていました。ないものあついていることに幼児だった私は意味が分かりませんでした。そんな記憶があります)らが登場する酒場でのダンスシーンで自ら歌い踊っています。 歌詞の「骨も溶けるような恋」は元々「腰も抜けるような恋」だったそうですが、笠置さんが「(卑猥すぎて)歌えない」と拒絶したために黒澤が書き換えたそうです。
ブギーはこの時代を代表するものでしたが、それはあたかも、戦中に爆撃を受けた後に戦後すぐにやってきた文化的な侵攻を反映したもののようにおもえます。なんてどうでもいいですが、なんか、その後何十年か経って出たジャングル大帝のオープニングテーマに似ているようでもあり、面白い曲です。ただ、詞のほうは公にできないようで、なんででしょうか?まあ、ともかく、楽譜をちらっとどうぞ。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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