楽譜のご紹介
1974年昭和49年に発表された曲です。この70年代というのは、結構北海道旅行などが注目されていた時期であったと思います。1970年になると、札幌が100万人越えの都市となり、1972年には札幌オリンピックが行われました。その前年には知床旅情も発表されて、海外旅行はまだ盛んでなかった時代の、行きたい旅行先の一つになったと思います。人気の旅行先は、1960年代初めだと、新婚旅行に宮崎県、その前は、熱海だったのかもしれません。
また、森進一さんのそれまでの曲とは違うこの曲の発表には、いろいろと内部からの反対もあったようです。それと、歌詞の中の『襟裳の春は、何もない春です』というところにも当初はクレームが来たのだそうです。今はどうか知りませんが、多分『何もないけど、当たってけ(あったまっていけ)…。』というようなことを言われて、それが印象に残って、この詞に至ったということです。それがまたいいのだということが、曲のヒットとともに認知されていったのだと思います。
それと当時忘れてはならないのが、森進一さんと似た歌声のサルバトーレ・アダモの日本での人気だったと思います。同じハスキーボイスで、『サントワマミー』『雪が降る』などのなじみの曲が日本でもヒットし、割と抵抗なく、森さんの唄声も受け入れられたと思います。アダモの最初の来日は、1967年でした。それから、何度も来日していました。
なお、作曲は吉田拓郎さんでした。
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