楽譜のご紹介
1955年昭和30年の映画のテーマ曲であったようです。しかし、映画のほうがぽしゃって曲だけが残り、当時はそれほどヒットしなかったのだそうです。それが、1967年昭和42年、緑川アコが歌ってヒットしたんだそうですが、あんまり記憶に残っていません。曲だけは耳に残って、戦後すぐの雰囲気がよく出た曲だなあという感じがしていました。
わたしの想像でしかありませんが、戦後、アメリカ映画やフランスやイタリア映画などが、どっと押し寄せて、その影響で国籍不明な日本映画などがたくさんできて、その中の一つなんだろうと思います。また、『上海帰りのリル』とか、『イヨマンテの夜』『黒百合の歌』など、なんとなくエキゾチックな感じの歌も流行りました。そして、アメリカ映画の影響を受けたと思われる設定の多かったのが、日活の小林旭さんの国籍不明な映画でした。日本のものと海外のものとミックスしたようなちょっと今聞いても不思議な感じのものがあります。(もしかして、その延長線上に『飛んでイスタンブール』『異邦人』なんかがあるのかもしれません。…気のせいでしょうか。)だって、歌詞にアルジェリアが出てきたりして、さっぱり意味不明です。当時はまだ兼高かおる、世界の旅はやっていませんから、この地名を知るには、フランス映画なんかを見ていないと、出てこないと思います。まあ、どうでもいいか。楽譜をさっそく、ちょっとだけ。
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