楽譜のご紹介
この曲は、テレビドラマの『特捜最前線』のエンディングテーマとして記憶されています。1977年から87年まで続く、ロングランのドラマです。今時にはないような長さに、当時の社会全体を覆っていた上り調子の機運を感じます。
今時ならば、視聴率が取れなくなるとすぐに切られる時代ではなかったのでしょう。それとも、今のようなネットなど他のメディアがなかったからでしょうか。よくわかりませんが、10年続いたんです。私にとっては、水戸黄門で感じるような、いつもの奴を感じる数少ないエンディングテーマでした。
というのも、ほかの刑事ものでは感じられない、人情身を感じさせるようなドラマになっていたからです。東京都内が舞台となることが多くて、実際、都内に住んでいたこともあり、そこに出てくるアパートとか路地とか、内容とかが共感が持てるものでした。決して爆弾を爆発させたりしない刑事ものでした。その最後のところで、これが流れていました。
この曲を歌っていたのは、ファウスト・チリアーノというイタリア出身の歌手だったということです。クロード・チアリではありません。ドラマには日活の俳優の二谷英明さんが出ていて、このドラマをキリット絞めていたように思います。そんなエンディングテーマの楽譜をちらっとご覧ください。
楽譜はトランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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演奏例
それにしても、当時の東京の空気の汚れがすごい。こんなところに住んでいたんだと改めて、驚きます。久々に見た二谷英明さんはやっぱり渋い。私もやがてこんな風になるんだと思っていたら、すっかりはげてしまった。