楽譜のご紹介
この曲は1895年にジョージア州アトランタで開かれた「コットン・ステイツ博覧会」にスーザ・バンドが出演した時に作曲されたマーチです。
フェスティバルは盛り上がりに欠けてキャンセルになりかけましたが、スーザ・バンドのコンサートが大好評となり、博覧会は成功に導びかれたというエピソードがあります。
この曲に限らずスーザの行進曲(マーチ)はヨハン・シュトラウス2世のワルツやポルカと同じように、クラシック音楽の吹奏楽作品としては群を抜いて優れたものであり、吹奏楽の行進曲だけで名を残し、なおかつそれは1曲や2曲だけにでなく、何曲もの行進曲が世界各地で演奏されています。
個人的にも、このブログで取り上げているスーザの曲はほとんど演奏したことがあります。今考えると、50年以上前のそれも中学生の間のうちに、立て続けにいろいろな曲に触れることができ、よかったと思います。今ならちょっとそれはできないのではないかとも思います。
そして、その理由が最近になってわかったのですが、戦後すぐの吹奏楽コンクールには、どうもスーザの行進曲が課題曲だったみたいで、多くの学校で取り組まれていたようです。