楽譜のご紹介
1889年、アメリカの新聞『ワシントン・ポスト』のオーナーが、紙上で行われた作文コンテストの表彰式で使う行進曲の作曲を当時アメリカ海兵隊楽団長であったスーザに依頼しました。スーザはその依頼に応え作曲しています。
同年6月15日の表彰式において、新聞名と同じタイトルのこの行進曲を初演となりました。この行進曲は、かつては平凡な新聞であったワシントン・ポスト紙に名声と注目をもたらしたといわれるぐらい、スーザの曲の中でも特に人気があり、何度も演奏されています。
スーザの曲は結構、商用のものが多く、マンハッタンビーチは高級住宅地の販売促進のために書かれ、またキングコットンも「コットン・ステイツ博覧会」というところでスーザが招かれ、それにちなんで演奏するときに作った曲です。また、美中の美は食品の何かの博覧会の時に、超かわいい美人ちゃんがその博覧会に毎年いて、その子のために作った曲ということで、結構おちゃめな人だったんだと思います。