楽譜のご紹介
『岸壁の母』は、昭和29年(1954年)に発表された歌謡曲で、菊池章子さんが歌いました。大陸からの引き揚げ船が舞鶴港に着くたびに息子が帰ってくると信じて迎えに行った母親の実話をもとに作られました。作詞は藤田まさとさん、作曲は平川浪竜さんです。
戦後の日本の深い傷跡と悲しみを表現したもので、多くの人々の心に響きました。レコーディングの時、菊池章子さんが泣いてしまい何度もやり直したという逸話が残っています。この曲は、菊池章子さんの代表曲となり、後に二葉百合子さんや島津亜矢さんなど、多くの歌手によってカバーされました。
のちに違う方の十八番的な曲になりましたが、何となく劇画的で、あんまりいいとは思いませんでした。発表当初の歌声のほうが、真意が届く感じがします。私だけでしょうか?
私の母の義理の兄も、引揚者で捕虜となった経験があり、私の世代、つまり父親が軍隊に言った経験がある人の中では、そんな親せきなどがいたというのがあったと思います。
楽譜は、トランペット、トロンボーン、アルトサックス、フルートの順に並んでいます。楽譜をクリックすると販売サイトに飛びます。
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